ほりなつがすきなんです。

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〜玲於side

Aと涼太くんが楽屋を出て、隼と二人になった。

隼「玲於は、これでホンマによかったん？」

佐野「…Aの事？」

隼「僕見たから。HIROさんと話してる所。」

佐野「そっか。」

見たんだ。

"今みたいな大事な時期に
悪い噂はたって欲しくないだろ？"

"だから落ち着くまでの一時期間だけ
ふたりとも距離をおいてほしいんだ"

HIROさんにそう言われて、でも俺は待つのとか不器用で無理だからAと完全に別れた。

俺の中でのイメージだと、Aは別れよって言って別れても時間が経てばオレに
"やっぱ別れるなんて嫌"って言ってくると思ってた。

でも、実際違った。

多分、完全に向こうは俺のこと吹っ切れたんだ。

俺のことめちゃくちゃ避けて、俺に向ける笑顔はほぼひきつってる。

俺はまだこんなに引きずってんのに。

できるんなら、今すぐ抱き締めてキスして、印もつけて、俺のだって体に刻みたい。

"玲於"

って呼んでくれてたのも

"玲於くん"って。

今まで、付き合ってたときはずっと、俺のこと見つけた瞬間飛びつく勢いで抱きついてくんの。

すげー可愛い笑顔で、

"れーおっ！みつけた"

ってニコニコしてるの。

ゼッテー手放さねえって思ってたのに。

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