#38 ページ38
「ちょっと…こっちこないで…」
「俺が認めないって言ってんの」
「こないでってば…」
ついに距離は無くなり
腕を掴まれてそのまま
ソファに倒される
「やめて！！！！！！
本当にやめて…」
懇願もむなしく
pppppp
相手の気が緩んだ瞬間に
ポケットから携帯を取り出す
「もしもし！？」
「もしもし…俺…」
「もしもしベク！？助け…」
ガシャーン
言い終わる前に取り上げられて
投げられた携帯。
終わった。
その言葉が今の私には
1番合う言葉かもしれない。
「助けにきてくれたらいいねぇ…？
Aの年下の王子様」
「来ない。
ベクはこない。
私たちはそんな関係じゃないもん」
言いながら自分にそう言い聞かせて
必死に抵抗する。
時間を見てもまだベクが
バイトしている頃だ。
自分の身は自分で守るしかない
必死に抵抗した。
ずっと
あきらめずに
ずっと。
「ねぇそろそろ抵抗するのやめたら？」
頭の上で手を１つに束ねられる
「自分のしてることわかってんの！？」
「俺らは付き合ってるからたまには
こういうのもアリなんじゃないの？」
「馬鹿言わないでよ！！！」
必死にもがいても男の力には勝てない。
プチ、プチとシャツのボタンを外されて
首に息がかかる
気持ち悪くて仕方ない。
足も腕も必死に動かした。
「やめてやめてやめて！」
ただがむしゃらに動いていたら
膝がお腹にはいってしまったみたいで
「…チッ優しくしてやったら
調子乗ってんじゃねーよ！！！」
バシッ
「イッタ…」
頬がジンジンあつくなる
「ねぇ？わかんない！？
こういうのがもううんざりだ
って言ってんの！！！」
溢れた涙が止まらない。
もがいてももがいても力には勝てない
どんどんシャツのボタンは
開けられて
「やめて…」
目をつぶって声を絞り出すと
フッと圧がなくなった
バシッ
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ニコ(プロフ) - ハニさん» ハニ様、コメントご感想ありがとうございます！またご指摘いただきました点改善させていただきました（ ｉ _ ｉ ）申し訳ないです非公開になっていてただいま急いで公開致しました！がんばってベクちゃん研究いたします！ありがとうございますした！ (2016年2月26日 11時) (
レス) id: dacf9567ae (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - →初めての投稿ですみません；；もし間のお話があるならぜひ読みたいです！！次回作も楽しみにしてますね…！！(べくちゃんもっともっと読みたいです(^^●) (2016年2月26日 11時) (レス) id: cf0495d123 (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - こんにちは！はじめまして。まずはお疲れ様です；；いつも楽しみにしていました。終わるのは寂しいですが、べくちゃんをもっともっと好きになりました；；！お話の番号が39から43が抜けているのですが、番号のつけ間違いでしょうか？；；→ (2016年2月26日 11時) (レス) id: cf0495d123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2016年2月22日 0時
