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新卒でこの会社に入社して
バリバリ働いて。
仕事も充実して周りにも恵まれてる
この間無事に24歳の誕生日も迎えて
超順調！…だけど。
ただ唯一
「お前まだこんなこともわかんねーの？」
冷たい目線と共に振り上げられる腕。
その度に理由もなく謝る私。
同棲している彼氏からの言葉や行動に
もう身も心もボロボロになっていた。
自分の気が済むと、きまって
もうしない、ごめん、アイシテル。
永遠ループ。
俺にはお前しかいない
そう言われたらまた元に戻ってしまう。
そして今日もまた始まった。
髪の毛で引っ張り上げられて
口の中は切れて血の味がする。
もうたまらずに出てきた。
行く当てもなく。
雨の中を走った。
人気のない道。
雨に打たれて冷たくて。
友達のところへ助けを求めよう
そう思ったけどもう体力がなくて
ヘナヘナと電柱に寄り添って座った。
「なに…してんだろ、私」
友達にあれほど
ボロボロになる前に別れろって
言われてたのに。
もう別れる！そうおもったら
走馬灯のように駆け巡る
過去の幸せな記憶。
優しくて暖かかった彼の記憶。
そうしてまた彼の元に戻ってしまう
自分が情けなかった。
雨は少し緩くなった気がするけれど、
そんなこと私にはどうでもよくて
ただ涙を流していた。
「泣いてるの？」
雨がピタッと止んだと思ったら
傘をさした男の子が立っていて
見上げると私に合わせてしゃがんだ。
「どこか痛い？」
「うん、痛い…」
「立てる？」
「立てる…けどなんで？」
「なんでってこんなところで
放置はできないでしょ」
そう言うと私を立たせて
方を支えた。
「…でも…」
「まぁまぁ、なにも考えずに
手当てされたら？傷もひどいよ」
あ、俺一人暮らしだし大丈夫。
そう一言付け加えると
ゆっくりと歩き出した。
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ニコ(プロフ) - ハニさん» ハニ様、コメントご感想ありがとうございます！またご指摘いただきました点改善させていただきました（ ｉ _ ｉ ）申し訳ないです非公開になっていてただいま急いで公開致しました！がんばってベクちゃん研究いたします！ありがとうございますした！ (2016年2月26日 11時) (
レス) id: dacf9567ae (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - →初めての投稿ですみません；；もし間のお話があるならぜひ読みたいです！！次回作も楽しみにしてますね…！！(べくちゃんもっともっと読みたいです(^^●) (2016年2月26日 11時) (レス) id: cf0495d123 (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - こんにちは！はじめまして。まずはお疲れ様です；；いつも楽しみにしていました。終わるのは寂しいですが、べくちゃんをもっともっと好きになりました；；！お話の番号が39から43が抜けているのですが、番号のつけ間違いでしょうか？；；→ (2016年2月26日 11時) (レス) id: cf0495d123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2016年2月22日 0時
