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今日はのんちゃんと一緒に勉強をしていた。
ずっと病院にいるのに、のんちゃんは頭が良くて、つきっきりで教えてもらっていた。
「…、ここ分かんない」
「ここはな、」
私がどれだけ分からないって不貞腐れたって、のんちゃんは笑って優しく教えてくれた。
「疲れたー！」
「ほんなら休憩しようか」
せっかく綺麗に咲いた桜の花は、ひらひらと春の風を受けて散っていた。
「もうすぐ桜も終わりかぁ」
「散るところも綺麗やけどな」
また昨日みたいに窓の外を眺めて、時々短い会話を交わした。
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「ベリーちゃん。ベリーちゃんは、俺の生きる一番の理由やで」
ふと、のんちゃんが放った言葉には、なんだかいろんな意味がこもっている気がして。
「急にどうしたの？私もだよ。のんちゃん」
のんちゃんは、私の大好きな甘い笑顔をみせた。
その笑顔は、どこかホッとしたような、不安は一切ない安心した笑顔だった。
いつのまにか私の右手はのんちゃんの両手に包まれていて、みるみる顔が赤くなっていく。
「おん。大丈夫そうやな」
訳のわからないことを言ったのんちゃんの声は、前より遥かに小さくなっていて、
私の右手を包む両手も、男の子の手とはいえ骨が目立つようになっていた。
「なんか急に喉乾いたわ。ベリーちゃん、いちごミルク飲みたい」
のんちゃんがゆっくり手を離し、私をじっと見つめた。
だから、私ものんちゃんのいちごミルクを買いに、さっきの言葉は無理やりかき消して自動販売機の前まで早足で歩いた。
さっきのは、どう言う意味だったんだろう。
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えぇふぇす(プロフ) - ちぃさん» ありがとうございます。まだそんなにお話は書いていませんし、私の代表作は今のところこれです笑笑。今年はあまり更新できそうにないですけど、どうにか頑張ろうと思います！ご愛読ありがとうございました。 (2018年6月21日 22時) (
レス) id: 298ecf02a2 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 2日かけて一気に読ませていただきました。後半は涙が止まりませんでした。夢小説で涙を流したのは初めてだったので、自分でもびっくりしています(笑)時間がある時に他の作品も読んでみます！ (2018年6月19日 1時) (レス) id: 43edfcd303 (このIDを非表示/違反報告)
えぇふぇす(プロフ) - 虹色ジャスミン????????さん» ご愛読ありがとうございました！感動してくださって、本当に嬉しいです！ぜひほかの作品も、よろしくお願いします！ (2018年5月6日 20時) (レス) id: 298ecf02a2 (このIDを非表示/違反報告)
虹色ジャスミン????????(プロフ) - 泣かないで笑って？読ませていただきました！すごく感動して、涙が止まりませんでした！また、機会があれば書いてくれると嬉しいです！ (2018年5月6日 10時) (レス) id: e174304866 (このIDを非表示/違反報告)
えぇふぇす(プロフ) - 369さん» 私なんかの作品に涙してくれるとは、本当にありがたいです！病系については他のお話は考えてないのですが、機会がありましたら書かせていただきます！他の作品もよろしくお願いします！ (2018年5月4日 20時) (レス) id: 298ecf02a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えぇふぇす | 作成日時：2018年4月2日 22時
