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19. ページ19
智洋side
そして週末。
Aちゃんの実家に向かう日。
俺に障害があることはまだ伝えていない。
どんな反応されるやろう。
きっと俺を見たら一発で
障がい者ってことはわかるはず。
外を歩くときには必要不可欠な白杖からも、
合わない目線からも、見たら分かるやろう。
A「とも？出発するよ。」
智洋「あぁ、うん。」
神奈川のAちゃんの実家までは車で向かう。
A「なに？まだ緊張してんの？笑」
智洋「まだって、、
普通当日が一番緊張するもんやから」
「あー、そっか」なんて言いながら
俺のバンドの曲をかけるAちゃん。
え？なんでこの子こんなに緊張してへんの？
実の親でも結婚の挨拶ってもう少し緊張せん？
運転しながらノリノリで歌ってるよ、、笑
-ピンポーン-
母「はーい、いらっしゃい。
Aおかえり。」
A「うん。」
智洋「あの、、初めまして。
神山智洋と申します。」
母「あっ、、こんにちは。
、、、、、とりあえず上がってください。」
智洋「お邪魔します。
あの、これつまらないものですが、、。」
お義母さんの声がする方向に向かって手土産を渡す。
母「ありがとうございます。」
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作者名：虹恋 | 作成日時：2020年7月1日 7時
