▼32 ページ32
.
いろんな検査とかを受けて少し経った後、Aはやってきた。
照史とは一旦別れて、俺とAは屋上で話をすることに。
「…、あんなぁA、」
少し緊張しつつも優しく声をかけると、Aは「ん?」ってゆっくり笑った。
「俺、思い出したんや。全部」
目線を彼女に移せば、笑顔のまま目に涙をためる姿がそこにあった。
「淳太くんっ!」
ぎゅっ、と抱きしめ合う温もりは、思い出した今すごく幸せや。
「ありがとう、淳太くん」
「ごめんな、ほんまに」
君の気持ちを聞きたい。
どうしてあんなことしようと思ったんか、知りたい。
そう君に伝えたら、困ったように笑って、話し始めた。
「そうやなぁ、どこから話そうか」
空を見上げて笑う彼女は、ほかの誰よりも可愛くて、
やっぱり好きなんやなって実感するんや。
忘れていた時の記憶をたどりながら、Aの優しい声に耳を傾けた。
.
229人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えぇふぇす(プロフ) - 真維子さん» またまたコメントいただき、本当にありがとうございます泣。こんなにこの作品を褒めてもらえるとは…。作りがいがありますね!これからも頑張ります! (2018年7月16日 19時) (レス) id: 298ecf02a2 (このIDを非表示/違反報告)
真維子 - 完結おめでとうございます。(゚ー゚*)はぁ、最後がいい展開過ぎます!、えぇふぇすさんの新作ができたら、また見させていただきます。(∂∀∂) (2018年7月16日 11時) (レス) id: 46ed081ddd (このIDを非表示/違反報告)
真維子 - はいっ、これからの展開も楽しみにしてます。!( ̄- ̄)ゞ (2018年7月13日 23時) (レス) id: 46ed081ddd (このIDを非表示/違反報告)
えぇふぇす(プロフ) - 真維子さん» ありがとうございます!いやぁ、この作品は人によって好き嫌いがあるんじゃないかなぁーと内心思ってたので、好んでくれる方がいて良かったです!もうちょいなので、よろしくお願いします! (2018年7月13日 22時) (レス) id: 298ecf02a2 (このIDを非表示/違反報告)
真維子 - おぉ、すごい展開ですね、めっちゃ好き、これからも頑張って下さい。(∂∀∂) (2018年7月11日 6時) (レス) id: 46ed081ddd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えぇふぇす | 作成日時:2018年4月30日 19時