泣かないで、笑って？（桃） (ページ50)

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「なぁ、これ食べてもええ？」

私がだいぶ落ち着いた頃、のんちゃんは粉々になったクッキーを指差してそう言った。

「な、何言ってるの？そんなの、汚いよ」

「中身は触れられてへんやろ？」

私の意見をはねのけて、のんちゃんはラッピングを解いていく。

そして、二つ指で中身をつまんで口に運んだ。

「あま笑。でも、めっちゃうまい。これくらい甘いのが、俺は好きやなぁ」

踏みつけられたものなのに、食べてくれたり、

おいしいと言ってふんわり笑ってくれたり。

ずっと優しかった。

その優しさに、また惹かれていった。

「ミサンガは、また編むから。せやから、大丈夫やで」

フッと入ってくるような、甘い声。

その後添えられる甘い笑顔。

のんちゃんは初めましての時から甘かった。

雰囲気も、笑顔も、声も、全部。

その甘さにいつのまにか夢中になって、気がつけばこんなに好きになってた。

やっと実感した。

私がもうのんちゃんのとりこなんだってことに。

だからこそ、決めた。

今みたいにこうして、のんちゃんと二人で笑いあえる時間を、

悲しい涙なんて一つもない空間を、

大切に、大切に守っていこう、と。

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おはこんちばんわ。

えぇふぇすです。

ここまで読んでくださった読者様、本当にありがとうございます！

お気に入りもどんどん伸びて、本当に嬉しい限りです…。(泣)

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泣かないで、笑って? 2 (桃:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/nijiiro423/)

図々しいお願いなのですが、評価も貰えるとありがたいです。

長文失礼しました。

それでは、また次回。

えぇふぇすでした。

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