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あの日見た夢に、近い状態になってしまった。






のんちゃんからは会うのを拒まれ、大毅とは気まずくてまともに話すらできない。






こんなのがずっと続くのは嫌だ!って思うけど、行動に起こすことはできなかった。





今日は、病院にも寄らないで一人で帰ろう。


そう思っていた。






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“え!あれ誰!?めっちゃイケメンやん!”





クラスの誰かの声をきっかけに、みんなが窓へ駆け寄り、校門を見つめた。






教室は見知らぬイケメン君で大騒ぎ。


私も、窓から校門をのぞいた。







「え、」







そこに立っていたのは、いるはずのない人で。






なんで?どうして?




あなたはそこにいるの?







…、のんちゃん。






全速力で走った。


校門まで、周りの目なんて気にせずに。






そして、私が校門の前に着いた時、のんちゃんは生徒たちに囲まれた中で大毅と話していた。






「ベリーちゃんおる?謝りたいことがあんねん」



「謝るって、小瀧お前、Aに何したん」






二人の会話は、どんどん悪い方向へ進んでいく。






「迷惑や、って無理やり帰してもうてん。昨日」






私がいることに気がついていない二人。






「ふざけんなっ!Aが毎日どんな気持ちで会いに行っとったか、少しは考えろやっ!」






ヒートアップしていく会話にもう耐えられなくて、






「もう、もうやめてっ!」






気がつけば沢山の人の前、大声で二人の会話に割り込んでしまっていた。






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作者名:えぇふぇす | 作成日時:2018年2月15日 23時

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