むらさき ページ4
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みんなで頭を下げて、ようやく叶うことになった俺らのデビュー。
けど、やっぱりまだ、張り切れん自分がおる。
「あっくん、ぼくはね、無意味な挑戦をしてみんなの時間を取りたないねん」
Aの言葉は本物か、嘘か。
そんなん俺にはわからへん。
でも多分、Aには隠しとる気持ちがあるんやないかな。
俺は、そう思うんよ。
「なぁ、嘘つかへんで」
口を開いたのは、流星。
「嘘なんて、ついてへんよ。全部ほんとのことや」
“ 7人 ”を応援したい。
無意味な挑戦はしたない。
Aは嘘をついてへん、そう言った。
なら、もっと奥深くに、無理やり閉じ込めた気持ちはあるんやない?
「嘘やなかったら、俺らとはデビューしたないってことなん?」
「それは違う!」
急に大きな声を出したAは、再び黙り込んでもうたから、流星の言いたいこと、俺が代わりに口に出した。
「やったら、Aが無理やり閉じ込めとる気持ち、教えてや」
声の余韻がなくなると、練習室にまた沈黙が訪れた。
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えぇふぇす(プロフ) - 真維子さん» 何度もコメントありがとうございます(泣)。嬉しい限りです!これからもよろしくお願いします! (2018年7月27日 22時) (レス) id: 298ecf02a2 (このIDを非表示/違反報告)
真維子 - えぇふぇすさん新作おめでとうございます!これからも見させていただきます!!!!!!(´∀`)Ъ (2018年7月26日 7時) (レス) id: 46ed081ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えぇふぇす | 作成日時:2018年7月23日 23時