最強少女。隣合わせの不一致【刀剣乱舞】 (ページ5)

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4話※ ページ5

Aside

政府の方を部屋へと通して一通り話を聞く。
どうやら私が行くのはブラック本丸という、問題のある本丸らしい。

等々親にすら放り出されたか...、けれど多分そこで働いたりした給料は大半は親に行くんだろう。

『給料とかって、あるんですか』

「まぁ、それなりにな。一応お前自身が親に渡すか、お前が受け取る、選べる」

まぁ、ﾀﾋにはしない。
大切なこの子達がいるから...とモモとユキを見る。

『そうですか...あの、我儘、一ついいですか』

「なんだ？」

『そうですね、1週間、一週間の間にある程度は落ち着かせます。だから、その1週間のあいだ、貴方様が、この子達を見ていて貰えませんか？』

「...ぇ((めんどくさ」

『ダメでしょうか？めんどくさい、と？...ならば急にこられて、親の許可だけに私たち未成年の選択肢を減らす貴方達大人の言うことなど、聞きたくありませんね。

この場で貴方を存在しないものとすることも出来るんですよ』

じっ、と睨む勢いで目の前の敵、大人を見つめる。...と詰まるように肩を揺らす役人さんが今更、わざわざ部屋の中へと連れてこられた意味を気付いたらしい

「大人を...脅す、と？悪いが俺とお前は力が違いすぎ『どうですかね？』っ...！！な...！？」

あっという間に私は役人さんの後ろへと周り手頃なペンを首筋へと軽くつきたてる。

『貴方が知っているかは知りませんが。私...色々と普通の方々とは違うんです。
だから、きっとあなた達政府の上の方は私に命じたのでしょう』

実は私にはこの身に生まれる前の所謂前世、というものの記憶が残っている。

前世私は殺し屋をしていたらしく、それを鮮明に思い出したのは小学校低学年の頃。

色々と発達しているであろう政府には人1人の、過去らしきものくらい、簡単に調べれるだろうし...ね？

『この小さな願いくらい、聞いていただけます...よね？
もしかしたらこの身見で発する最後の願いかもしれないのですから』

そこそこ名の通っていたその頃は、最大で最強とまでは呼ばれる、裏社会の人間ならば知っていて当然、というような人間だった。

年齢、顔、性別こそは割れていなかったが、そういう存在が存在する、とだけは分かっていたのであろう。