【Ｋ】“愛してる”じゃ足りないくらい【草薙出雲】

第３話 ページ5

「……あの、大変失礼ですが、お客様のお名前を伺っても？」

貴/友「「(え。)」」

友「…あ、篠原愛です！」

貴「(人1)(人2)です…。」



「……ああ、(人1)？やっぱり……俺の事覚えてへんかな？」

貴「……え？…あーどちらさまですか(棒)」

「…お前それ絶対覚えとるやろ。草薙出雲や。同級生やろ。」




や っ ぱ り ね 。



愛「え、マジで知り合い！？あ、同級生か。」

貴「うん。中、高と同じだったの。いやでも最初はホントに分かんなかった。関西弁じゃ

なかったし髪型変わってるし。草薙いつ気付いた？」

草「薄々思ったのは席座ったとき。名前聞いて確信したわ。」

愛「草薙さん関西弁なんですねー。なんか似合うような…あ、名前いいですか？」

草「あぁ、ええですよ。すいませんね、突然お客様に名前なんか訊ねて…。」

愛「いや、それはいいんですけど……(人2)、こんなイケメンすぐ思い出せると思うんだけどホント

に気付かなかったの？」

貴「まぁ、うん。卒業してから一回も会ってないし。連絡とってないし。チャームポイントの

タレ目で分かった。」

草「俺のチャームポイントタレ目なんか…。」

貴「あと天パだったけど、今違うじゃん。」




カッコよくなりすぎでしょ。

天パも可愛かったけど、今の横がちょっと跳ねてるのも似合いすぎ。なんで違和感ないわけ？

何、また私を惚れ直させたいの？タチ悪。あの頃はまだ……


貴「少し可愛げがあったよ…((ﾊｧ」

草「？」

貴「…そうだ、周防元気にしてる？仲良かったでしょ。」

草「あぁ、今二階におるよ。つか住んどる。呼ぼうか？」

貴「いやいい。どうせ寝てるんでしょ。機嫌損ねたくない。怖いもん。」

愛「友達？」

貴「うん、草薙と仲良いの。あ、周防もそこそこイケメンだよ。怖いけど。」

愛「マジか見たい。」

貴「また今度ね。」









ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


篠原愛(めぐみ)(２６)
(人2)と大学で知り合い、仲良くなった。
性格…明るい。空気読める。気遣いができて、場合によっては姉とも妹とも取れるカンジ。
　 とりあえずいい人。
詳細…ミーハー。別にイケメンが特別好きなわけではない。媚びるわけでもない。ただ興味本位。

第４話→←第２話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す