白とダイヤモンド２ ページ34
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「なんとか出来るでしょAお姉さん。」
「仕方がないな〜〜。」
かわいいコナンくんの頼みを断れるはずもなく、ここら辺を取り締まってそうな警部にお願いするとOKして貰えた。公安と言えば秒で中に入れるのだが、降谷さんにバレてしまったら１週間どころか１ヶ月間重労働させられそうだ。小五郎さんの名前をお借りして、私が警察だということを明かせば、余裕。
「キッドは変装の達人だから、油断すんなよ？」
「はーい。」
ダイヤモンドが展示されている部屋に近付くにつれて、警備員の数がどんどん増える。世間を騒がせてるってぐらいだからこれくらいの数の警備員なんてたかが知れているのだろうか。
「着いたぜ。」
コナンくんがそう言うと、分厚そうなガラスのケースに入れられたダイヤモンドが見えた。
「警備員は多いくせに結構セキュリティは緩いんだね。」
「予告状が今日届いたみたいで準備が追いつかなかったらしいぜ？これだけ警備員がいればキッドも入りにくそうだけどな、どうだか。」
「今時、予告状を送る怪盗がいるもんなんだね。結構ロマンチ……」
ダイヤモンドから１番近いあの警備員、コナンくんを見て笑った？そう思った頃には警備員が持ち場から離れて、どこかへ走っていってしまった。ここへ来る前に館内の案内掲示板を見た。その記憶を頼りに考えてみると、そっちの方向は確か、館内の管理システムのある部屋……これは、単なる想像に過ぎないけれど、もしかして、ブレーカーを落としに行った！？
「A？」
「５秒後、ブレーカーが落ちて怪盗キッドが来る。逃げ道として考えられるのは？」
「……屋上。キッドはハングライダーで飛んで逃げるのがお決まりのパターンだ。なんで分かって、」
「あくまで推測。私は先回りして来るからコナンくんは見張ってて！」
「ちょ、おい待て！」
言った通りに電気が落ちた。ざわめきだす館内。さっきの警備員は怪盗キッドで間違いなかった。慌てる警備員たちをよそに屋上まで走る。先回りすれば、こちらの勝ちだ。
誰もいない屋上でとりあえず身を潜めた。怪盗キッドが出てきたら捕まえてやろう。降谷さん以上に格闘技が強くなければまあ何とか互角にはやりあえるはず。
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蓮生 - 面白いです！ (2020年5月6日 17時) (
レス) id: 7a1e1b26c0 (このIDを非表示/違反報告)
カルム(プロフ) - やば…降谷さん可愛すぎる… (2019年12月2日 12時) (レス) id: a52b3e9031 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 壟薇さん» ありがとうございます。更新頑張ります！原作開始時で、２４歳の設定になります。 (2019年11月20日 0時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 面白いです！更新頑張ってください！質問ですが夢主ちゃんは何歳なのでしょうか？ (2019年10月28日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 雨上がりのcrewさん» ありがとうございます。自分の趣味を詰め込んだ作品でもあるので、私得と思ってもらえて嬉しいです……！更新頑張ります！ (2019年7月9日 0時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2018年10月6日 19時
