全方位から狙われています。【名探偵コナン】２

蘭ちゃんと再会３ ページ32

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「ごめんね、コナンくん。実は、仕事サボったのがバレて、上司に絞られて毎日泊まり込みで膨大な量の仕事をやらされてたの……本当にごめ……い“っ！？」

さわやかな表情をした安室さんに思いっきり足を踏んづけられた。しまった。上司がすぐ隣にいることを忘れていた。

「へえ……コナンくんはAさんと連絡を取り合っているのですか。楽しそうですね。でも、子供は子供らしく同年代の子と遊ばれてはいかがですか？」
「こわいよー。安室さんボクがAお姉さんと仲良いからって嫉妬してる！」
「そうですね。彼女は僕が落とす予定なので。邪魔されては困ります。」
「えっ！安室さんってAさんのことをお好きなんですか？」
「はい。この歳になってお恥ずかしながら、一目惚れしてしまって……。」

嘘つけ。少し赤らめた頰も恥ずかしそうな声も全て演技だ。そこには、一ミリの本心もない。

「じゃあボクもお姉さんこと好きだから、秘密のお話してもいいよね！好きなら、邪魔じゃないよね？」

コナンくんが反撃をかまし、２人の間に火花が散り始めた。何この状況。笑顔なのに目が笑っていない２人が怖くなってきたので、厨房から逃げた。これから先、２人の演技に私は引っ掻き回されないといけないのだろうか。

２人とも私のことなんて好きじゃないだろう。嫌われてはいないはずだけれど、というかそう思いたいけれど、恋愛としての好きという感情は確実に抱かれていないはずだ。だって、会ったら仕事しろと資料を持ってくる上司とこの近くで殺人現場があったから見に行こう！って誘ってくる外見小学生の高校生だよ。それに、降谷さんに関しては女には困ってないはず。

注文された料理をお客さんのところへ持っていき、再び厨房に戻ろうとするとコナンくんに小さな紙切れを掴まされた。何だろうと思い、広げてみると「１日１回返信しろ！」と書かれてあった。相当根に持っていたんだな。黒いオーラの原因はこれだったのか。ごめんなさい。





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映画見ました。死ぬほどカッコ良かったです。
次話は平次か怪盗キッドを出したいなぁ。

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