蘭ちゃんと再会２ ページ31
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「あ、Aお姉さんこんにちは！」
「ちょっとコナンくん……ってAさん！？」
「ひ、久しぶり。蘭ちゃん、コナンくん。」
蘭ちゃんの心配そうな顔を見て申し訳なさでいっぱいになってしまう。２年だっけ。きっとそれぐらい姿を消していた。もう少し気にかけるべきだったな。
コナンくんから感じる黒いオーラは気にしないことにして、席へ案内しようとすると、蘭ちゃんに服の袖を握られた。
「あの……Aさん、私も新一も心配してたんです。連絡取れなくなってから新一なんて、ホームズ放ったらかしで毎日捜してました。だから、今日会えて本当に良かったです。今度、新一にも会ってあげてください。今はいないけど私以上に会いたがってると思うんです。」
遠慮がちに言った蘭ちゃんの声は震えていた。私がいなくなってから、新一も姿を消してしまったからきっと不安だったのだろう。２年が長いと感じるかは人それぞれだけれど、蘭ちゃんは２年の間に私の身長をもう抜かしてしまっていて、すごく長い月日だったことのように感じた。
こんな可愛い蘭ちゃんを不安にさせてしまうなんて私はなんて最低なやつなんだ。がばっと頭を下げて謝った。
「蘭ちゃんごめんなさい！！もういなくなったりしないから！またいっぱいお話聞かせてくれるかな。園子ちゃんにも会いたいなぁ。」
「そんな、頭上げてください！……でも、もういなくならないでくださいよ。今度は園子も連れていきますね。」
ふんわりと微笑んだ蘭ちゃんは身長が伸びた分、顔つきも大人っぽくなっていた。新一くんは蘭ちゃんとお付き合いしたりしないのかな？
服の裾を引っ張られ、しゃがむと耳まで真っ赤になったコナンくんが「カウンター席にして」と耳打ちしてきた。なんで？蘭ちゃんに私を捜していたことを言われたから？真相はわからないけれど、とりあえず2人をカウンター席に案内した。
接客も落ち着いてきた頃、厨房に戻るとカウンター席の方からコナンくんに話しかけられた。
「なんで最近連絡くれなかったの！」
「えっ。」
「ボクAさんにたくさんメールしたのに全然返信くれないんだもん。」
悲しそうに眉を下げるコナンくん。……か、かわいい。思わずコナンくんの中身が新一くんであることを忘れてしまいそうになる。
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蓮生 - 面白いです！ (2020年5月6日 17時) (
レス) id: 7a1e1b26c0 (このIDを非表示/違反報告)
カルム(プロフ) - やば…降谷さん可愛すぎる… (2019年12月2日 12時) (レス) id: a52b3e9031 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 壟薇さん» ありがとうございます。更新頑張ります！原作開始時で、２４歳の設定になります。 (2019年11月20日 0時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 面白いです！更新頑張ってください！質問ですが夢主ちゃんは何歳なのでしょうか？ (2019年10月28日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 雨上がりのcrewさん» ありがとうございます。自分の趣味を詰め込んだ作品でもあるので、私得と思ってもらえて嬉しいです……！更新頑張ります！ (2019年7月9日 0時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2018年10月6日 19時
