会いたくないランキング４ ページ11
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「……ははっ、俺としたことがな。」
誰もいなくなった店内に、自嘲気味な笑いが溢れた。今日は元々18時上がりの予定だったが、集客が期待できなさそうということで、俺が上がると同時にポアロも閉めることになった。梓さんも用事があると帰ってしまい、あとは俺が戸締りをするだけだ。
俺は、先程のことを思い返していた。
今日、Aが来ることは事前に分かっていた。シフト表にAと同姓同名の人物の名が載っていた時は驚いたが、その女性の容姿を梓さんに聞くとAそのものであったので、すぐに確証が持てた。
アメリカにいるんじゃなかったのか。何で連絡を返さないんだ。赤井に何もされていないか。聞きたい事は沢山あったが、公安も黒の組織も忙しく、中々Aとシフトを合わせることができずにいた。
そんな今日、シフトがやっと合ったのだ。正確に言えば、風見に仕事を押し付けて無理やり予定を合わせた。安室が俺だと気付かれる前に、Aと会わなければいけなかったからだ。風見には悪いが、１週間前の資料を手伝ってやった分でこのことはチャラにしてやってほしい。
バイトが始まる時刻の30分前にポアロに着いた。早すぎたか？店内に入ると、梓さんは「助かる！」と喜んでくれていたので大丈夫だったと思う。すぐさま店内をぐるりと見渡すが、Aの姿は見当たらない。厨房にいる梓さんに尋ねる。
「A……七瀬さんはどこへ？」
「つい先ほどコナンくんと出て行ったんですけど、すぐ戻ってくるかと……」
「コナンくんと、ですか。分かりました。」
いつの間に仲良くなったのだろうか。舌打ちしそうになったが、自分が安室の姿だという事に気付いて慌ててやめた。子供というものはいいな。急速に心の距離を縮めることができる。まあ、いい。俺は子供と違ってたっぷりと時間がある。話は後でゆっくり聞くことにして、支度をするために奥の部屋へと移動した。
支度を終え、カウンターの近くで待つ事、数十分。カラン、と音を立ててようやくAが入ってきた。向こうはまだこちらに気付いていない。口角が上がりそうになるのを必死で抑える。Aよりも先にコナンくんに声をかけられた。
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蓮生 - 面白いです！ (2020年5月6日 17時) (
レス) id: 7a1e1b26c0 (このIDを非表示/違反報告)
カルム(プロフ) - やば…降谷さん可愛すぎる… (2019年12月2日 12時) (レス) id: a52b3e9031 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 壟薇さん» ありがとうございます。更新頑張ります！原作開始時で、２４歳の設定になります。 (2019年11月20日 0時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 面白いです！更新頑張ってください！質問ですが夢主ちゃんは何歳なのでしょうか？ (2019年10月28日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 雨上がりのcrewさん» ありがとうございます。自分の趣味を詰め込んだ作品でもあるので、私得と思ってもらえて嬉しいです……！更新頑張ります！ (2019年7月9日 0時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2018年10月6日 19時
