赤井秀一という男5 ページ16
・
どいつもこいつも、イケメンなツラしやがって……!
どれだけ顔が良くてもこの人は、景光くんをあの世送りさせた張本人かもしれないのだ。
警戒心を剥き出しにして、赤井さんと距離を取る。
「あら、シュウ。嫌われてしまっているようね。」
「残念だ。」
「えっ……!金髪美女さんも日本語!?ジャパニーズ!?」
「ふふっ……可愛い上に面白いのね。私はジョディよ。よろしくね、A。」
外見にそぐわず、流暢な日本語を話したジョディさんにふわりと微笑まれ、そのまま握手を求められる。
本当、人間は見た目によらないな。
……ところで、私なんかが握手をしても良いのだろうか。
迷った挙句、このまま無視するのは申し訳ないと思い、緊張しまくりながら、手を握り返した。
「よろしくお願いします……」
「早速だけど、A。貴方は明日から一年間、シュウと共に行動をしてもらうわ。」
そうで合って欲しくはないが、ジョディさんが示す方向には赤井秀一しかいない。
当の本人は、顔色一つ変えず、無表情のままだが。
アカイシュウイチ……おそらく、ジョディさんは親しみを込めて、赤井さんの事をシュウと呼んでいるのだろう。
という事はつまり、FBIでの私の上司は赤井秀一!?
「彼は、凄腕のスナイパーだから安心できるわよ。何かあったら、守ってもらいなさい。」
赤井さんに守られるなんて死んでも御免だ。
待てよ、スナイパーって事は……
「もしかして、私の拘束具を撃ったのって赤井さんですか?」
「ああ、俺だが。」
「危ないじゃないですか!もし、少しでも軌道がずれていたら、私の手に穴が開いてたかもしれないんですよ!」
「俺がそんなヘマをすると思うか?」
まるで私がおかしな事を言っているような反応をする赤井さん。
……駄目だ。この人、話が通じない。
降谷さん以上の自信家である赤井さんと張り合うのは一先ず置いておき、ジョディさんからFBIの大まかなルールや仕事内容を聞く。
まず、私が泊まるホテルは有り難いことにもう用意されているらしい。
仕事内容は基本的に、赤井さんの補佐。その他でジョディさんのお手伝い、組織のパソコンをハッキングするなど。
その中でも、私が入る仕事とそうでないものはFBIの方で仕分けられているらしい。
もちろん、仕事内容については公安に流してはいけない。
・
1886人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一(プロフ) - 坂竹会長さん» 七瀬ちゃんに質問ありがとうございます!キャラ設定載せるときに回答させてもらいますね!更新ガンバリます!! (2018年10月6日 19時) (レス) id: cd2af638b2 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 坂竹会長さん» ご指摘ありがとうございます!直させていただきました! (2018年10月6日 19時) (レス) id: cd2af638b2 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - salomeさん» 降谷さん視点了解です!多分、番外編になると思いますが書かせて頂きます!ゼロの日常は全話は少し難しいかもしれませんが、いくつか書きますね!私もハロ大好きです!リクエストありがとうございます! (2018年10月6日 19時) (レス) id: cd2af638b2 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 七瀬ちゃんに質問です。 貴方は犬派?猫派?甘党?辛党?普通?です。 更新頑張ってください。ベルモット姉さんンンンンン”””””((殴り 失礼しました(笑) (2018年10月6日 17時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - ページ5名前変換なってないのではないのでしょうか?間違っていたらすみません。 失礼しました (2018年10月6日 6時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:一 | 作者ホームページ:https://twitter.com/ninoma_e
作成日時:2018年9月16日 17時