高校生の怪盗９ ページ27
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「警察官。次、怪盗キッドの姿で会った時は現行犯逮捕して、捜査二課の警部さんに突き出してあげる。」
快斗くんの手首を掴んで、そう言う。私は彼の腕に手錠をかけることが出来るのだろうか。
出来れば、その時は来てほしくないと、願ってしまう。
快斗くんが目を丸くしたのは本当に一瞬で、それからはやっぱり、と元々確証を持っていたような表情で口角を上げた。
「あの名探偵より手強そうだ。いずれ貴女に捕まえられる日も近いかもしれませんね。本日は楽しい時間をありがとうございました。」
掴んでいた腕をするりと離されて。また、あの時みたいに手の甲の近くにキスを落とされる。
私の周りにそういうロマンチックなことをする男性はいないし、恋愛経験も無いから、相手は高校生だというのに胸がドキドキと高鳴ってしまう。
「では、また逢う日まで。」
その言葉と共に白い煙が舞い、視界が曇る。煙がなくなって、やっと目が開けられるようになった頃には、快斗くんは既にいなくなっていて、代わりに赤いバラが一本、私の手の中にあった。
彼、お得意のマジックだろう。
驚かせようと思っていたのに逆に驚かされてしまった。こんなバラ、どこに隠し持っていたんだか。
……バラなんて貰っても困るんだけど。花とか家に飾るタイプでもないし。でも、勿体ないからこのバラは家に飾っておいてあげようか。
家に花瓶あったかな。今まで花を貰ったことなんて無かったから、多分ない。少し、遠回りになっちゃうけど今から、買いに行こうか。
真っ赤な一輪のバラを手に、私は上機嫌で帰り道を歩いた。
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春 - 更新停止…降谷さんに残業でもさせられてるんですか？() (2023年5月4日 15時) (
レス) @page31 id: 50b2221609 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな( ?)ﾊﾞﾅﾅ(プロフ) - くそぅ、、次はまだないのか……更新いつまでもまってまっせ、赤井さん…|´-`)ﾁﾗｯ (2023年4月3日 6時) (レス) @page31 id: 0b7a4ff9a1 (このIDを非表示/違反報告)
Kaho(プロフ) - うわわわ、、これからって所で、、残念です (2022年11月27日 20時) (レス) @page31 id: 153df11488 (このIDを非表示/違反報告)
Black - 降谷さん尊い…更新してほしいです‼︎ (2022年5月27日 20時) (レス) @page31 id: 45fea12ca1 (このIDを非表示/違反報告)
らら - 更新停止...😭 (2022年4月29日 17時) (レス) @page31 id: 72f8657db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2019年12月1日 21時
