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上機嫌なサムさんに連れられて、着いたのはおしゃれな二階建てのカフェ。サムさんはコーヒー、私はミルクティーを注文し、二階の窓際の席に腰掛けた。
そういえば、サムさんは私と侑が通ってる大学にいたど果たして本当に私たち同じ大学の学生なのだろうか。大学内では見かけたことがないような気がする。
「あの、サムさんってそこの大学生なんですか？」
「そうやで。大学１年、医学部。」
「医学部！？通りで見かけないわけですね……。」
医学部は大学内でも唯一、孤立している学部で他学部の学生は基本的に面識がない。それに加えて1年生ということは見たことないのも無理ないか。
……にも関わらず、先程の人の集まり方は異常である。侑の双子、となれば有名人なのかもしれないが。
「ツムのことも知らんかったやつが俺のこと知っとるわけないやん。てか、敬語やめん？俺の方が年下なワケやし。あと俺、宮治。サムさんやない。」
侑で、ツム。治で、サムか。
双子ならではの呼び方なのだろうか。それなら、私は違う呼び方の方がいいよね。
「宮くん。」
「ツムの名字も宮やけど？」
「宮治さん。」
「そんなに距離、感じる必要ある？」
「……治、さん。」
「夫婦っぽいな。」
真面目な顔で夫婦とかいうのやめて！私もちょっと思ったけど！
「治くんでええよ。で、まあ本題やねんけど。色々質問したいことあるから答えてくれる？」
不安な気持ちで頷いたが、質問内容は至ってシンプルなものだった。侑と出会った日、付き合ってどれくらいか、どこを刺されたか……など。
答えた言葉をデータとして残していくところは、私がまるで実験台にでもなっているような光景だったが、こんな記録誰が欲しがるんだ。それはいくら何でも、妄想が過ぎると思い、気にしないことにした。
薄々、私に詳しすぎるとは思っていたけれど、まさか刺し傷のことまで知っているとは思わなかった。
余程、兄弟の仲がいいのだろうか。
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水彩campus - めちゃくちゃ良い作品です！！！侑かっこよすぎ……(ニヤニヤ)更新頑張って下さい！！待ってます(*^^*) (2020年11月29日 3時) (
レス) id: d614036431 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - チャイさん» チャイさんありがとうございます。色気ムンムンの宮侑目指して今後も頑張ります……！ (2018年11月26日 22時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
チャイ(プロフ) - 色気に溢れた作品ですね……最高です (2018年11月25日 14時) (レス) id: 26170b8b11 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - manaさん» manaさんありがとうございます！楽しんでいただけて何よりです！更新がんばりたいと思います……！！ (2018年11月17日 17時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - とってもいい作品ですね！これからも応援してます！！！！！！！！！！ (2018年11月16日 20時) (レス) id: a616d0f8f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2018年11月10日 17時
