＊本気の糖度高め＊【文スト】【短編集】

ポオさん ページ22

▽きっかけがないと前に進めない
両想いな話←


『ふふ、いつ見てもカールは可愛いね〜』



普段、ポオに噛み付いたり、頭を叩いたりするカールと呼ばれたアライグマのカールはAが頭を撫でるのを嬉しそうにしていた。



「我輩には全くそんな態度では無いのに……」



『照れ隠しとか云うやつじゃない?』



普段、乱歩の付き添いでポオの元へ遊びに行くAを次第に気にし始めていた。



「そうなのかカール?」



小首を傾げてそっぽ向くカールは人の言葉を理解しているように見える。
あからさまに落ち込んでいるポオをなんとか宥めようとAは両手をブンブンと振り話を持ち出している。



『それはそうとね、乱歩さんが一緒にポオくんの所行こうって云ったのに私1人だけだよ来たの……ポオくんは乱歩さんと話がしたかっただろうに!!』



乱歩がAを連れて頻繁にここに来ていた。
最初はポオの人見知りが発揮されて乱歩君とだけ話がしたいのに、と思っていたのだが、最近になって立場が逆になったのだ。



「わ、我輩の事は気にしなくていいのである
それと余り他の名」



『カール……?』



地面にいたカールはAの身体に飛び乗り、肩に乗った。それを近づき抱き取ろうとするポオの頭に乗って後ろ足で綺麗にポオの後頭部を蹴った。


そのまま勢い余って倒れるポオと、立ったままのAが衝突。
鈍い音と共に軽く鳴り響くリップ音。


「っ?!?!」
『んっ!!』


にっこり微笑んだポオはそのままAの後頭部を押さえて、深く口付けを交わした。
嫌がる様子のないAは、それを受け入れる

*

カールの確信犯←
ﾝｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ、ポオさんも迷子とかしました……

ベイビー様お待たせしました！ありがとうございました( ･ω･ )/

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