ラ 部下【SENRA】

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数分待って出てきたランチは毎度のこと美味しそうで。
パステルイエローのトレーにのせられたコーンスープとサラダ、そしてサンドイッチ。どこぞの都内のオシャレOLだよってな....

窓際の日当たりのいい席に2人で向かい合って座る。

｢社員食堂なめてました、、めちゃめちゃ美味しそうですね｣
『でしょ〜？？ほんとに美味しいの。いただきまーす。』
｢いただきます｣

まずスープをひとくち。
あまくてどこか苦い。少しコーンのつぶつぶが残ってるこのコーンスープは私の大好物。
次にメインのサンドイッチをひとつ手に取って口に運ぶ。
ふわふわしたパンと薄く切ってあるローストビーフとレタスとその他の食材がマッチしてて絶品。

｢....先輩めっちゃ美味しそうに食べますね｣
『ん〜、よく言われる。ほんとに美味しいんだもん』
｢先輩、ん。｣
『え？』
｢あーん｣

されるがまま口を開けると入ってくる一口大の生姜焼き。
あまりしょっぱすぎず、お肉も硬すぎずで噛めば肉汁が飛び出てきてこちらもまた絶品。

てかまって。
今あーんされた？年下の男の子に？
どこぞの青春ですか、、、無理ですおばさんには致死量。

｢ふふ、あれ。先輩顔赤いですよ？｣

確信犯だなコイツ。

『な、なんでもない。はい』

トレーごと折原くんの方に寄こすとにやりと不気味な笑みを浮かべる折原くん。

｢僕、先輩に食べさせて欲しいなぁ｣

やっぱりか。
出会って1日でハード過ぎだろ。気分はまだ大学生ってか折原くん、、おばさんにはハードルが高いよ。

『う、あ。あーん？』

ええいこうなったらヤケクソじゃ。
少し意地悪でサンドイッチを大きく切って折原くんの口から出そうになったのは言わないであげよう。


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展開が早すぎる件について！！

そして伸びも早い、、、ありがとうございます！！私は幸せ

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