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想「あ、俺もお手洗い行ってくるー」
紬「行ったら〜」
そう言って音海さんも席から立ち上がり、皇くんとは反対の方向にあるお手洗いへと向かっていく。
･･･そうだ。
屋上の時だ。
あの時もずっとどこか上の空だった皇くんだけど、“アミ”って単語を聞いた途端、急に反応して去ってった。
ってことは･･･その電話は“アミ”さんから･･･？
誰だろ･･･
『彼女･･･？』
紬「へっ･･･！？」
『あっ･･･』
考えてるうちに声に出していたみたいで。
その呟きは紬衣の耳にも届いてしまったらしい。
紬「なになに、なんの話ー？」
『あ、いや、』
これはなんで言うべき？？？
でも、友達の紬衣ならその“アミ”さんって人知ってたりするのかな、、？
『あ、えっとね･･･“アミ”さんって人、知ってる？』
紬「アミ･･･？」
そう言って考え込む紬衣。
そりゃあそーだよね、この学校だし、さすがに知ってる確率は低いか、、
紬「もしかして、織部愛海･･･？」
え･･知ってるの･･･！？
さすが紬衣･･･
ってその人とは限らないか、
うーん･･･
『んーごめん、なんでもないや笑』
紬「･･･もしかして、皇関連？」
『っ！？知ってるの！？』
紬「うぉ･･･っ、びっっくりしたぁーー笑」
まさかの皇くんの名前がここで出るとは･･･
あまりの驚きに大きい声がでてしまった。
『ご、ごめん･･･知ってるの？その、愛海さんって人』
紬「知ってるってか、友達？高1の時さー、同クラで仲良かったんだよねー」
そーなんだ･･･
高1は私まだ紬衣に出会ってなかったし、知らないのも当然か
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作者名：ゆに | 作成日時：2022年4月21日 17時
