神と鬼VS大蛇 2 (ページ9)

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無言の会話を終えた神二人が鬼二人のほうを向く。

神は、目を伏せている。

M「…どうした?」

二人の様子を心配したジュンが聞く。

するとカズナリが目を伏せたまま口を開いた。

N「…村が襲われたそうなんです。」

O「村?」

N「はい。一晩で全員殺されたそうです。」

その言葉にマサキが唇を噛み締めた。

カズナリは話を続ける。

N「98人もの村人がいたらしいです。」

O「そんなにいたのか…」

M「それを…一晩で…」

N「はい。だから、誰がそのようなことをしたのかを鬼と共に調べろと…」

鬼2人「…ん?」

鬼が気づく。

確か神は鬼を倒しに来たのではなかったかと。

マサキが顔をあげる。

A「王子から許可がでたんだよ。」

N「そのかわり、早く真相究明しろと言われましたけどね。」

神がそう言うと、鬼のジュンは満面の笑みになった。

M「まかせろ。俺たち鬼がいっから、すぐに解決するさ。」

頼もしい鬼である。