神と鬼VS大蛇 2 (ページ32)

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一方、神…

木に登っていろいろな果実を摘んでいた。

…マサキが。

A「カズナリくーん、落とすよぉ。」

N「はーい、いいですよぉ。」

もちろん、理由は力の問題。

カズナリはあまり登れないので…

マサキが降りてくる。

近くに置いてあったかごの中には

多くの色とりどりの果実。

…こんなに食べることができるのだろうか。

かごを背負うのはもちろんマサキ。

今から鬼のところへ戻るらしい。

二人は歩き始める。

A「取れたねー♪」

N「…でも、こんなに食べれますか?」

A「…」

笑顔でフローズ。

…言わんこっちゃない。←

N「…ま、いいですけど。」

誰かどーにかするでしょ、と、

投げやりな発言。

A「カズナリくん」

N「はい。」

急に真剣な顔で話し始めるマサキ。

少々ピリッとした空気に変わる。

A「村を襲ったやつを、俺は絶対に許さない。

なんの目的があるのかわからないけど、

人間の命を簡単に亡くすなんて…」

マサキの握った手がブルブルと震えている。

A「だからさ、カズナリくん。

そいつと会ったら、俺を手伝ってね。」

N「…はい。」

カズナリはうつむいて小さく返事をした。