現世で ページ10
Aside
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お互いようやく買い物も終わり、今お洒落な喫茶店で休憩中。
『マシュ、買いたいもの買えた?』
スマホを起動させちらりと時刻を確認する。
もうお昼の時間だったのか、どうりでお腹が空くと思った。
「はい!」
『ん、そりゃあ良かった。じゃあ次は、もうお昼だからどこか食べに行こっか』
それにしても、あの5人はいつまで着いてくる気なのか。
暇なのかな?
マシュの手をひいてどこが良いか話をしていると、目の前に壁が現れる。色とりどりの服を着た壁が。
「お姉さん達、ちょっといいかな」
…ナンパか?
『…すぐ済みますか?』
「ああ、勿論。道を教えて欲しいんだ」
『あぁ、それならここをまっすぐ行って暫くすると曲がり角があってそこを右に行けばつきますよ』
「それと、」と付け加えて僅かに腕と拳に力を入れて悟られぬ様に構える。
「うぐっ!?」
『人を騙す時はもう少し演技上手くなくては?…ヘタクソな演技しちゃって、騙せる理由ないじゃない』
路地だったから良かったものの、これが公共の場だったらどうなっていた事か想像するだけで嫌になる。何で見ず知らずの巻き添えを喰らわないといけないのか。
「あの、先輩?」
しまった、マシュを怖がらせてしまったか。咄嗟の判断とはいえ怖がらせてしまったものは仕方ない腹を括るか。
『あぁ、ごめんねマシュ。怖がらせちゃったよね?ごめんね。…その、このあとどうする?今日はもう帰る?』
頭を撫でてやるとビックリしつつも嬉しそうに手首を握って頬擦りをしている様子は宛ら猫の様で愛らしい。
少し寂しそうに「そう、ですね。先輩がまたあんな目に遭うのは私も嫌ですし…」と言った。
正直いって私よりもマシュは自分の事を第一に考えて欲しいものだ。こんな事言えるわけないけど。
『ん、帰ろっか。……お手をどうぞ、レディ?』
紳士の真似事をすれば頬を染めて照れてるマシュ。可愛い。
「も、もう先輩…!」
───────
(ますたぁはもう少し警戒心をですね…!)
(ごめんって清姫、これで許してやってくれ)
(…!はい♡)
(ダンテス君、流石に吸いすぎなんじゃないカナー?)
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愛里(プロフ) - 日本茶さん» リクエストいいですか?孔明(第三再臨)で一緒にゲームをして罰ゲームを受ける夢主ちゃんがみたいです。 (2021年3月16日 2時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
アーシャ - アーシャです。リクエストですが、DJ活動している夢主が、キャスタークーフーリン、キャスギルに見られたら?をお願いします。 (2021年3月6日 16時) (レス) id: 5252c867f6 (このIDを非表示/違反報告)
アーシャ - アーシャです。リクエストですが、夢主がサーヴァントに、ラップバトルをやろうと誘ってみた。を弓ギルと術ギル、子ギル、マシュでお願いします。 (2021年1月28日 20時) (レス) id: 5252c867f6 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - リクエストです,,,!ベディヴィエールに嫉妬してもらいたいです。だって可愛いじゃないですか!うへへ←あ,これからも頑張って下さい! (2021年1月28日 16時) (レス) id: 36287ef650 (このIDを非表示/違反報告)
アーシャ - 初めまして。私で良ければ、フレンドになります。因みに、私のプレーヤーIDは、324,777,573です。 (2021年1月26日 16時) (レス) id: 5252c867f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日本茶 | 作成日時:2017年8月2日 20時