キャスニキと ページ25
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『夢火?』
掌中でキラキラと光るグラデーションカラーの物。
こんなに綺麗なら飾って置きたい。きっと綺麗に輝くと思う。
「ああそうだよ。それはね、君のサーヴァントの絆を更に深めたい時に使う物だよ」
『なるほど…』
何処と無く聖杯の様な形をしているなとは思っていたが…まさか絆を深める為とは。
否、けれども今のままで私は充分だと思ってる。
「因みにね、それ、非常に珍しい素材で作ってるからね。今の所マスター君が持ってる夢火しか作れてないんだ、だから使う時は慎重にしんちょ〜に!上手く使うんだよ?」
まさか、使う機会なんてある訳ない。
『うん…肝に銘じておくよダヴィンチちゃん』
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『ていう事があってね』
「ほー。…んで?マスターは誰に使うんだ?」
誰か。
誰に使うか。
うーん…困った。誰に使うか迷ってる。
『うーん…うーーん……うーーーーん』
「悪かった、俺が悪かった」
カルデアのサーヴァント一覧表を見る限りじゃ、皆結構絆レベルが上がってきてる。
が、1番最初から私に着いてきてくれてたのはマシュとダヴィンチちゃん、ドクターにカルデアスタッフさん。
それからキャスニキ。
『…──決めた』
「今決めたのかよ。まぁいい、で?誰に使うん『キャスニキ』…は?」
『たから、キャスニキ。ずっと私に…って訳では無いんだろうけど着いてきてくれたじゃない?だから…ね?』
嘘ではない。
慣れないマスターという立場になってから、術の一つ一つを取得するのに時間がかかり、ぶつくさ文句を言う私を励まして教えてくれたり。
寧ろ感謝しかない。
失敗した時は
“ははっ、そうクヨクヨすんな。次やればいいさ”
成功した時は
“やるじゃねぇかマスター!大したもんだぜ!”
────嫌そうな顔一つせずに褒めてくれた。
守ってくれた。
『ね、嫌かな?』
“誰に手ェ出そうとしてやがんだ…俺のマスターだぞ”
ボロボロになりながらも、助けてくれた。
「〜っ!あっ〜…っ……ん"ん"ー」
『悪かった、私が悪かった』
だから、一番はキャスニキに貰って欲しい。
「…マスターはよぉ…本当に俺なんかでいいのかよ?」
『何言ってんの。キャスニキが良いから頼んでるんでしょ』
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死してなおも後世に継がれる名探偵の宿敵 ネタバレ注意→←リクエスト募集
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愛里(プロフ) - 日本茶さん» リクエストいいですか?孔明(第三再臨)で一緒にゲームをして罰ゲームを受ける夢主ちゃんがみたいです。 (2021年3月16日 2時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
アーシャ - アーシャです。リクエストですが、DJ活動している夢主が、キャスタークーフーリン、キャスギルに見られたら?をお願いします。 (2021年3月6日 16時) (レス) id: 5252c867f6 (このIDを非表示/違反報告)
アーシャ - アーシャです。リクエストですが、夢主がサーヴァントに、ラップバトルをやろうと誘ってみた。を弓ギルと術ギル、子ギル、マシュでお願いします。 (2021年1月28日 20時) (レス) id: 5252c867f6 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - リクエストです,,,!ベディヴィエールに嫉妬してもらいたいです。だって可愛いじゃないですか!うへへ←あ,これからも頑張って下さい! (2021年1月28日 16時) (レス) id: 36287ef650 (このIDを非表示/違反報告)
アーシャ - 初めまして。私で良ければ、フレンドになります。因みに、私のプレーヤーIDは、324,777,573です。 (2021年1月26日 16時) (レス) id: 5252c867f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日本茶 | 作成日時:2017年8月2日 20時