Fate-Grand order- 短編集

誕生日2 ページ3

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気が緩んでしまったのか、一気に溜め込んでた押し殺してた感情が流れて零れ落ちる様に口から吐き出てくる。



『皆、人類の為に、頑…っ、張ってる、のに……わ、た…しｯなんっだか、あま、甘えてるよ、うな事っい、ってて…』


心底自分が嫌で嫌で仕方ない。



エ「マスターは頑張ってるだろう」




優しい言葉かけないで、とは言えない。

甘えてしまうから、甘えてるから。



『も、やだ……わ、かんないよ…もっと、もっともっともっと強、強くなればッ！きら、嫌われない、かなっ？』



あぁ、苦しい。
息も、生き方も。

呼吸、出来てる？

瞬き、出来てる？



『はっ、はぁ…!?ひゅー…ひゅー……』



エ「!マスター、息できるか?」




『……は、ふぅ…ふー…』



過呼吸って、経験したこと無かったから分からなかった。こんなに苦しいなんて。


『はっ、………エド、モ…ン……キ、ス…!!』



綺麗な顔が歪んだ様に見えたのは、気のせいか。



『ん……あ、ふ………んんぅ』



エ「…はっ……マスター…―!」




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エ「………」




マ「…?エドモンさん、どうかしましたか?」




エ「貴様ら…、よもやサプライズバースデーなど企画してるのではあるまいな?」



本人の気も知らぬとは…。



マ「え…そうですが、何か問題でもありましたか?」



エ「大いにある」



サーヴァント達が不自然な避け方をし、何かしたのではないかと自分に非があり、責任を持つ様に1人で本人達が見えない所で泣いていた。と説明すれば顔を青くし、眉を下げ後悔している様だった。




エ「マスターが喜ぶと思い、そうしているのだろうが不自然な避け方をされれば誰でも不振に思い何かしたのではと考えるだろう」




さて、マスターはどうしてるか。



エ「……俺はマスターの所に行くからな」




さしずめ今頃は起きている頃だろう。
先程は、






(『んん、は……エド…モ、ン……っ』)




声が枯れる程啼かせてしまったからな、蜂蜜入りホットミルクでも持っていくとするか。




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