貴方が私を｢お姉ちゃん｣と呼んでくれるまで

変化。 ページ36

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なんか減ったような……。
まあいっか。
リクエストください。
────
最近、カヲリがよく喋るようになってきたような気がする。

まあ、それ自体は喜ばしいことなのだが。

問題は。

｢……うん。｣

｢エッ今喋ったよね喋ってくれたよね今まで喋ってくれなかったのに喋ってくれるようになってくれたんだね結婚して！！｣

｢や、だ…………。｣

金髪がカヲリに求婚する機会が増えてしまったことである。

これは、なんとかしないといけない。

具体的には、どうだろう。

カヲリに金髪が話しかけても無視するように言うとか。

そういえば金髪って蝶屋敷の子だいたい全員に求婚してたよね……。

もうその案でいいんじゃないかな。

有言実行ということで、さっそくカヲリに伝える。

｢……。｣

金髪が話しかけても、ずっとこのままだ。

炭治郎や伊之助が話しかけた場合にはきちんと反応する。

何回かそういうことが続いた。

金髪はどうなったかと言うと……。

死んでいた。

いや、厳密には死んではいない。

撃沈している。

よし、この調子で続けていったらカヲリが求婚されなくなる。

とても喜ばしい。

────
有言実行って不言実行から派生したやつらしいですよね。
あれだ。
一生懸命と一所懸命みたいなやつ。

(ご都合)血気術。→←訃報。(ネタバレ注意)

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