貴方が私を｢お姉ちゃん｣と呼んでくれるまで

わらび餅。 ページ22

お気に入り登録43人&リクエスト&コメント&11000hit、ありがとうございます。
810hitのときに言いたかった。
※言い忘れていたことぱーと１６
リクエストで3ページ稼げたのに狂喜乱舞してます。
リクエストあったらいつでも言ってね。
というか寄越せ。
質問でもいいよ。
ページが稼げるならなんでもOKです。
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任務で夜遅くに蝶屋敷に帰り、音をたてないように入ると、カヲリが玄関に立っていた。

よくあることだが、無言でこちらをじっと見つめてくる。

私のこと待ってくれてたのかな。

三十秒間ほど見つめあっていると、カヲリがいきなり私の手をとった。

そのまま食卓に連れていかれる。

椅子を引いてくれたので座るとどこかへ行った。

しばらく待っていると、器と匙を持ってきた。

よく見ると、わらび餅のよう。

きな粉も黒蜜もなにもかかっていないけど、食べろってことなのかな。

カヲリの顔を見ると、コクリ、と頷いた。

やっぱり食べろってことだよね。

じゃあ遠慮なく食べよう。

……うん、美味しい。

なにもかかっていないけど、ほんのり甘い。

だんだん溶けていく不思議な食感も、面白くていい。

ところで、カヲリは食べないのだろうか。

そう思ってカヲリの顔を見ると、横に首をふった。

どうやらいらないらしい。

よく考えれば今は真夜中だから、当然か。

でも流石に一人分だけ作るのは難しいだろうから、師範やアオイちゃん達にあげるんだろう。





その予想は的中し、その日の夕方には仲良く(カヲリを含めた)皆でわらび餅を食べる光景が見られた。

皆美味しいと言っていて、なんだか胸を張りたい気分になった。

蛇柱様。(しょぼみんさんリクエスト)→←※わらび餅。

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