貴方が私を｢お姉ちゃん｣と呼んでくれるまで

柱との手合わせ。(はなさんリクエストそのに) ページ19

お気に入り登録31人&リクエスト&コメント&7300hit、ありがとうございます。
※言い忘れていたことぱーと１３
コメントで言われたので書きますが、私、愛されは書けません。
愛されをリクエストしようとされていた方々、リクエストしてくれた方、まことに申し訳ございません。
────
正直に言う。

とてつもなく心配。

勝ち負けとかではなく、貧血が。

この前任務に行ったばかりなのに、出血してしまって大丈夫だろうか。

これは(血の)点滴が必要かもしれない。



はじめの合図は私がとることになった。

条件は、炎柱様が認めるかカヲリが降参したら、ということにした。

ちなみに、柱の方々はカヲリの姿にかなり驚いている、と思う。

なんせ腕に血が流れているのだから。

確定形でないのは、正直岩柱様と炎柱様と水柱様の表情が全くわからないからだ。

岩柱様は｢ああ……哀れだ……。｣と言いながら涙を流しているし。

炎柱様は｢よもや、よもやだ！｣と普段と全く変わらない表情で言っているし。

水柱様に至ってはもう無言である。

わかるわけがない。

｢では、はじめ！｣

先手必勝、ということでカヲリが血の針を炎柱様に向かわせる。

炎柱様は単純な身体能力だけでそれをかわしていく。

カヲリは小さくて鋭い血の針を無数に造りだして何回も炎柱様に飛ばす。

それのせいで炎柱様は迂闊にカヲリに近づけないよう。

そこで、よく見てみると。

カヲリの血管が、沸騰している。

沸騰は比喩だ。

沸騰しているように、泡のようなものがたっている。

皮膚の下から。

今にも破裂しそうである。

数秒後、その懸念が、当たる。

カヲリの皮膚が、割れたのだ。

当然、血が飛び散る。

すると、なんとカヲリはその血さえ手合わせに使い、炎柱様を血の膜のようなもので覆った。

そして、そのまま倒れた。

柱の反応。(はなさんリクエストそのさん)→←柱の方々。(はなさんリクエスト)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す