35.黒髪の正体 ページ35
久しぶりに来た海。
モクモクした入道雲の青空と
綺麗な海。
確かに心が躍ってしまう。
こんな素敵な空間に
私は佐野くんと一緒に居るんだ。
「A、海に足つけるのも嫌なの？」
『それは大丈夫！足だけ付けよ！』
杏奈と手を繋いでキャッキャと
波打ち際まで走る。
…_______佐野side
「楽しそうだなぁ、
俺たちも参加する？」
一虎が目をキラキラさせている。
「俺は眺めとくだけでいい」
「は！？お前が海行きたいって
言ったんだろ！？」
「ちょっと気になるから。」
「は？どゆこと？
俺行ってくるぞ？」
前から気になることが一つある。
俺の一目惚れした黒髪の女の子は
毎回遠目からだからよくわからないけど
なんだか似てる気がするんだ。
アイツに_________
『ちょっと杏奈！？
塩水だよね！？
頭にかけないでくれる！？』
「えへへ！ごめんね！？」
『もう、髪の毛結び直さなきゃ
はしゃぎすぎてぐちゃぐちゃ〜』
Aが髪の毛を解いた。
サラッと風になびく黒髪。
太陽の光に反射してキラキラ光る。
その瞬間俺は気づいた。
「そういうことか…。」
_____…
「A！
ちょっとこっち来て！」
『え！どうして！？
佐野くんがこっち来なよ！
海の水冷たくて気持ちいよ！？』
「仕方ねぇなー」
佐野くんは私の近くまで来ると、
「ちょっとA借りてく」
と言って私と手首を掴んで
どこかへ連れて行く。
『え、どこ行くのっ！？』
「秘密。」
イタズラに笑う佐野くんに
私の心が持ちません。
杏奈と一虎くんが遠くから
ヒューヒュー！と言う中、
連れて来られたのは海の家。
「ここ座って？」
『あ、うん。』
「お前に言いたいことがある。」
『何？』
「お母さん、お花を貰って喜んでたか？」
『え、何いきなり。そりゃ喜ぶよ』
「それってさ、向日葵だろ？」
『な、なんで知ってるの…？』
「お前がショッピングモールで
ひまわりの束を抱えてるのを見た。」
『あ！そういうこと！？
なんだ、見つけたなら
話しかけてくれたらよかったのに！』
「…。」
『どうしたの…？』
「どうして話しかけなかったのか。」
『うん、気になるね、なんで？』
「それは_______ 」
佐野くん少し緊張してる？
少し沈黙の後に口を開いた。
「俺が探してた
黒髪の女の子だったからだ。」
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ゆっちゃん(プロフ) - もう見てすぐお気に入りにしました！！この作品とてもすきです！！ (2022年12月30日 23時) (
レス) id: d04e6957d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 引きこもり隊さん» 最後まで見て頂いて本当ありがとうございます(T . T)その嬉しいコメントに私が発狂しそうです笑笑またマイキーのお話書くので良かったら読んで頂けたら嬉しいです♡ (2022年7月3日 12時) (レス) @page36 id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - 完結おめでとうございます！！！！！！最後ついつい発狂してしまいました！（普通に近所迷惑で草） 最初から最後までキュンキュンしっぱなしで、読んでいて楽しかったです！！執筆お疲れさまでした！！ (2022年7月3日 11時) (レス) @page36 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 引きこもり隊さん» ありがたき幸せです、これからもギュンギュンさせます！！← (2022年6月12日 20時) (レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - ゆゆゆさん» もうすでに、キュンキュン通り越してギュンギュンしてるので！！（？）応援してます！！ (2022年6月11日 16時) (レス) @page16 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2022年5月20日 20時
