・ ページ13
・
て「じゃあ一応話戻しますけど、今年はとしみつと居なくていいの？って」
『昨日一緒に居ました〜。ご飯食べたよ』
て「恒例だもんね。24にご飯食べるの」
『そう。それで日にちまたぐ瞬間祝ってもらう』
「あっ、アレいつも24だっけ」
『そうだよ〜。いつも25の夜は帰省してたじゃん』
て「去年は仕事行ったでしょ」
『去年…………あ、てっちゃんの病院行ったの去年？』
て「そう」
『そうだ、仕事行った。だからママが日付ズレて覚えちゃったんだ』
「てっきり誕生日はとしみつくんとデートしてるんだと思っちゃった」
て「ねぇ。さっきから俺の目の前で恋バナしないで？(笑) 」
『そうだよね。ママっていつも、私にとしみつくんの話振ってくる』
「心配だから、Aのこと」
て「としみつなら任せられる〜って？(笑) 」
「そうそう。しっかりしてるし優しいし」
て「としみつとそんな絡んだこと無いじゃん」
「無いけど……見てたら分かるよ」
『としみつくんもいい迷惑だよ。せっかく普通の距離感になれたのに』
て「俺ももしAがメンバーと付き合うとかなったらゾッとするし」
『前、はじめんと付き合うって誤解して物凄い顔してたよね』
て「はじめしゃちょーでそうなるんだから、メンバーなんて顔歪みまくるでしょ」
『誰が一番嫌？』
て「まありょうとしじゃない？」
『なんで？』
て「リアルすぎるから」
『ああ〜、分かる』
て「分かるんだ(笑) 」
『特にりょうくんなんか、同居しちゃった分、今更付き合ったら生々しすぎるよね』
て「もう過程が想像出来るのが嫌。その点、意外とマシなのはしばゆーかも」
『しばゆー』
て「謎じゃん。アイツとアイツが両想い？！嘘だろ！って言えるじゃん」
「母はとしみつくんが良いけどなぁ」
『こっちが良くても向こうが断るよ』
て「しばゆーは100パー断るね」
『でしょ？いや、としみつくんも断るって』
て「まあ俺なら嫌だ。こんなガサツ人間」
『てっちゃんにガサツって言われるの、この世の終わりすぎない』
「遺伝だねぇ、その辺は」
て「なんで俺らこんな似てんだろうね。昔から似てた？」
「まさかぁ。Aが寄ってったんだよ」
て「ならこの人が真似してんの？」
「そう。てっちゃんのやることなすこと真似っこしてたから」
『誕生日に何の拷問？これ』
て「俺が先！」
『たっくーさんのモノマネしないで』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 134人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蚕虫 | 作成日時：2023年10月30日 21時
