第十九話 ページ19
side 片岡
私たちは職員室を見つけたから、
そこで探してみた。
「サチコちゃーん、」
返事は返ってこないけど、
もしかしたら隠れてるかもしれないし…
『居ないね』
「か…顔色悪いわよ、大丈夫?」
『うん、平気だよ』
こんな会話をしててもサチコちゃんは見つからないし、
カルマくんはそんな会話を無視している。
私たちがこんなバラバラで、大丈夫かしら…
桃花も、目線が下がっている。
「………」
(どうしたら良いの…?)
カルマくんは職員室のペンを使って、
何かに何かを書いている。
でも私たちはカルマくんのもとには行かず、
ただ遠くから見つめてるだけだった。
「さて、職員室には居ないみたいだしそろそろ別の所に行きましょ」
そんな空気を少しでも明るくしようと、
いつものように、私は皆の指揮をした。
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akoi(プロフ) - 業…。前原から紙切れを取っていれば生き残ってたんだな…。まぁ、あの状況じゃ仕方ないですよね (2018年8月18日 2時) (レス) id: 6a82310d03 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll - ねこだる。さん» おそらくですが業は主人公に自分の切れ端を渡して自分は途中で拾ったものを使ったと思われます (2018年2月7日 19時) (レス) id: f000da4496 (このIDを非表示/違反報告)
レミィ(プロフ) - カルマ君がぁぁ……いい人……いい人すぎるっ……!! (2017年12月16日 23時) (レス) id: faf5de8ee8 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 波琉架(プロフ) - 切ない……カルマを殺しちゃだめだ…… (2017年9月26日 21時) (レス) id: 8121be56da (このIDを非表示/違反報告)
HoneyWorksLove☆ - ちょっと怖いけど面白かったです! (2017年6月23日 17時) (レス) id: e8ad036fee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:阿鳰 | 作成日時:2017年5月7日 11時