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「……何者なんだお前は？」
「俺？俺はただのスライムだよ」
「スライムだと？」
「そう、スライムのリムル」
至極真っ当な質問をされたリムルは、あっさりとその正体を話した。
特に隠してる事でもないから、勿論何も問題は無い。
だけど自分達よりも強者であるリムルが、まさか下等なスライムだとは思っていなかったのだろう。「ほ……本当に……？」とオーガ達は分かりやすく狼狽えたり、唖然としていた。
「ちなみに、この仮面はある人の形見だ。なんなら、お前らの里を襲ったヤツのと同種のものか改めて見てもらっても構わない。」
「似ている気はするが……」
「これには、抗魔の力が備わっているようです」
「しかし、あの時の魔人は妖気を隠してはおらなんだ……」
「では……」
そして、オーガ達が気にしていたらしい仮面も、静江さんからの形見というだけで他の意味は持たず、その事を確認したオーガの若様？がリムルに膝を付いた。
「……申し訳ない、こちらの勘違いだった。どうか、謝罪を受け入れて欲しい」
「ああ、分かった」
あっさりと受け入れたリムルに、若様は「え、いいのか？」という表情をしていた。
「攻撃をしたのはこちらも同じだからな。Aも無事だったし」
お願いだからそこで俺を出さないでくださいよ……！
ほら、白い鬼が申し訳なさそうにこっちを見てる…！
あの、お気になさらないでください。そして機会があればまた手合わせしましょう！
オーガも訳アリのようだし、ここで話すのもなんだからと集落に招待することになった。
リムルが「今日はうちは宴会なんだ！人数が沢山いた方が楽しいだろ？」と笑っていた。
「リムルが1番宴会を楽しみにしているんですよ。だから良ければ参加していってください」
「あ、ああ……」
若様にそう伝えれば、おずおずと頷かれた。よしよし、宴会で少しでも力を抜いてくれたら良いのだけど……
そう思いながら、後ろの方でオーガの1人が、「あの人は一体何者なんだ……」と呟いたのは聞かなかったことにした。
いや、前世は刀剣男士だけど、今現在俺がなんて言う種族なのかは知らないし……答えられないからね。
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ポッチ(プロフ) - ストーリー､キャラの性格とか全部大好きです‼️無理ない程度で良いので更新再開してくれると嬉しいです｡ (6月9日 17時) (
レス) @page27 id: bc736021f3 (このIDを非表示/違反報告)
黒椿鬼(プロフ) - とても楽しく読ませていただきました。本当にありがとうございます (2023年4月25日 22時) (レス) id: 45f1efa2ce (このIDを非表示/違反報告)
雪モチ(プロフ) - めちゃくちゃ好きですｩｩｩ!!!更新楽しみにしてます！ (2022年9月24日 7時) (レス) @page27 id: 0e13820e35 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年3月20日 13時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - めっっちゃ好きです！(語彙力)続きを楽しみにしてます！ (2020年11月20日 10時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫林檎 | 作成日時：2020年9月28日 9時
