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(リムル様！A様！)
リムルのスキルの確認を続けていると、突如嵐牙からの思念伝達が届いた。
リムルの大賢者によれば、どうやらSOSだったらしく、俺達は慌てて洞窟から外に飛び出した。
「A！お前の方が足が速い！だから先に集落の方にこのことを伝えてから来てくれ！」
「分かった！直ぐに行く！」
リムルの指示通りに俺は集落の方に寄って、リグルドに食料調達チームに入っていた嵐牙からのSOSを受け取ったこと、今リムルが向かっているが、何かあるかもしれないので警戒態勢を取って欲しいことを伝える。
リグルドが頷いたのを見てから、俺はすぐさままた走り出した。
そしてようやく敵と対峙している嵐牙とリムルの姿が見えた時、それと同時に白髪のおじいさんが動くのを予測した。
(リムル！左に避けて！！！)
「おおっとぉ？！」
俺からの思念伝達に瞬間的に反応したリムルが左に飛び跳ねたすぐ後、リムルの首を狙ったのだろう白髪の鬼の攻撃が飛んできた。
2度目もまたリムルを狙おうとした白髪の鬼と、リムルとの間に滑り込んで攻撃を受け流す。
……今絶対足首変な方向に力入れちゃったけど、とりあえず今はもってくれー！
何度か白髪の鬼の攻撃を受け流し、軽く攻撃を仕掛けるとすぐさま後ろに下がったので、俺は少しだけ息を吐いた。
「A！お前、」
「リムル、油断だけはしないで」
「う、うん」
小声でリムルとやり取りを交わす。
あの白髪の鬼、予想以上に強い。あのヨボヨボの見た目からは想像がつかないくらい。
砂利に足を取られたからか、今右足に力入れたらじくじくと痛む。
うん、これからは山道を走るのも自主練に入れよう。情けなくて仕方がないよ……
「？！A！髪の毛！！！！！」
「え？」
「あああーーーー！！！！A様の綺麗で美しい髪の毛が！！！！」
「A様の国宝級の髪の毛が！！！！！！」
「え？え？え？今？髪の毛？？？」
突如リムルが声を張り上げ、それにゴブタとリグルも同調して声を上げたけど、髪の毛……？
ちらっと下に目を向ければ、確かに無残にも切り落とされた髪の毛が落ちている。これは初めに白髪の鬼の刀を受け止めた時のだろう。
……うん？何が問題なのだろうか。
髪の毛くらいで、なんでこんなに騒がれているの？
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ポッチ(プロフ) - ストーリー､キャラの性格とか全部大好きです‼️無理ない程度で良いので更新再開してくれると嬉しいです｡ (6月9日 17時) (
レス) @page27 id: bc736021f3 (このIDを非表示/違反報告)
黒椿鬼(プロフ) - とても楽しく読ませていただきました。本当にありがとうございます (2023年4月25日 22時) (レス) id: 45f1efa2ce (このIDを非表示/違反報告)
雪モチ(プロフ) - めちゃくちゃ好きですｩｩｩ!!!更新楽しみにしてます！ (2022年9月24日 7時) (レス) @page27 id: 0e13820e35 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年3月20日 13時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - めっっちゃ好きです！(語彙力)続きを楽しみにしてます！ (2020年11月20日 10時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫林檎 | 作成日時：2020年9月28日 9時
