【題名変更】戦闘特化なのにあんまり戦ってない気が…… (ページ10)

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９　Another side ページ10

リムル視点

ヴェルドラがいた場所から、俺達は湖がある所まで移動した。
え？早く外に出ろって？
馬鹿！お前！考えてもみてくれよ！
俺、スライムになってしまってるんだぜ？
魔物に襲われたら、どうやって戦うんだよ！

一応日本刀を持っているAもいるけど、俺がA1人に魔物を任せるような不甲斐ない大人に見えるか？！
あんな傷だらけのAを見た後に、任せようなんて言う奴は優しさがかけていると思う。マジで。

Aは「え？大丈夫だよ！何とかなりますって！こう見えても俺、結構強いんだよ？」って言っていたけど！いやAのことを信じられないとかじゃなくてだな……

とにかく！俺がAを戦わせなくなかったんだよ！

と、言うわけで。俺は俺自身でも魔物に対抗出来るような攻撃が出来るようになるために特訓を始めた。
勿論始めから上手くいった訳では無い。まずは水に浮かぶところから始めたしな。
大賢者に色々サポートしてもらいながら、遂に俺はエクストラスキル、『水操作』が手に入った！

これで戦う手段を手に入れられた。
まだ魔物とあったことないし、不安もあるけど、とりあえずは大丈夫だな！

満足した俺は湖からぴょんと出たが、そこでハッと気が付いた。

(A…？Aーーーー！！！！！)

あ、アイツ……！どこいったんだ？！離れないでこの辺にいろっていったのに……！！！！！

慌てて俺はAのことを探し始めた。ヴェルドラがいたところにはいなかったから、つまりは反対方向。
出口があるだろう方向にAは言ったということ。そしてその先には……

(魔物がいたっておかしくないんだぞ？！)

Aは、ヴェルドラに会う前に1度、蛇のような魔物を見たって言っていたけど、そいつにまた出会ったらどうするんだよ！今度は寝ていないかもしれないんだぞ？！

超高速でジャンプ……はめんどくさいし、時間もかかるので、水の力を利用して移動した先にAを見つけることが出来た。

蛇の魔物と対峙している、Aの姿を。

(Aー！！！！！)

俺の心臓が止まりそうになったことは、言うまでもない。