【題名変更】戦闘特化なのにあんまり戦ってない気が…… (ページ23)

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「Aー！そっち終わったか？」

「リムル！うん、まぁ……少しはマシになったかな、程度だけど……」

「そっか。武器制作と遠距離攻撃の指揮までやってくれて、ありがとな！」

「いやいや、リムルに比べたらどうって事ないよ」

段々と日が傾き始めた。夜になれば早ければ今晩辺りにでも牙狼族はこの集落にやってくるだろう。

ゴブリン達には、力を蓄えてもらうために、適当に仕留めた魔物を鍋にして食べてもらっている。
特にご飯を食べる必要のない俺は、同じく必要ないリムルとこうして話していた。

「……そういえば、Aは飯食わなくていいのか？今更だけど」

「うん。食べる事は出来るけど、別に必要は無いよ」

それは刀剣男士の時もそうだったけど。ご飯はある意味娯楽のためにしか食べていなかったし。リムルと出会ってからも、特に食事は必要無かった。

「……やっぱ、Aも魔物なのかもしれないな」

「？うん、そうだね」

「なぁ、あと何で弓の作り方とか、弓の使い方とか知っていたんだ？」

「えぇ？そりゃあ───」

───歴史修正主義者との戦争の時に、必要だったし。

そう言おうとして、慌てて口を閉じた。不味い、気が緩みすぎていた。危ない危ない。

とは言え、このままリムルに説明をしない訳にも行かないし……なんて言おうかな。
少しの間考えた俺は、"なるべく短く"答えることにした。

「……それが、俺に与えられた役目だったから、かな」

よし！合ってる！間違ったことは言っていない！オッケー！！！

(はぁぁぁぁあ？！与えられた役目ってなんだよ！弓を作るのと弓での攻撃をすることが与えられた役目！？も、もしかしなくてもAって、俺とは違う時代から来たのか……って、それは違うな。だって漫画とかの話題振っても話理解していたし……え、それなら、俺が生きていた平和な世界で、Aは弓を放って生活していた……？？？)

「……とりあえず、Aは無理するのは禁止な」

「えっ」

※何もオッケーじゃなかった。