【題名変更】戦闘特化なのにあんまり戦ってない気が…… (ページ18)

今日:32 hit、昨日:70 hit、合計:158,911 hit

１７ページ18

「グガッ、強キ者ヨ！アナタ様ノお力ハ十分ニワカリマシタ！！！声ヲ沈メテ下サィ！！！」

声を沈めてください？
そんなにリムルは大きな声を出していなかったけど……？

不思議に思っていると、どうやらこの先にはゴブリン(仮)達の集落のようなものがあるらしい。
で、そこに近付く強そうな魔力の持ち主がいたから、慌てて警戒しに来たんだとか。

強そうな魔力の持ち主：スライム、人間(に見える何か)(勿論俺の事)

……さっきの狼といい、このゴブリン(仮)といい、魔物大丈夫なの？と思わず心配してしまうところだった。

その後リムルとゴブリン(本物らしい)達の話で、俺達はゴブリンの集落のようなものに案内してくれるというので、大人しく着いて行った。
その時にリムルを抱き抱えて移動したのだけど、ゴブリン達にめちゃくちゃ驚かれたのは何故……？
(リムルは魔力ダダ漏れなのに対して、Aは魔力が一切漏れていないので、ゴブリンからしたらただの人間にしか見えない。そんな人間が明らかにヤバいスライムを抱えたらそりゃビビるよねっという話)

そして案内された集落で、一番偉い村長的なゴブリンと面会することになった。
え？なんで？と思っていると、出会い頭に村長的なゴブリンから土下座をされてしまった。

え？なんで？？？

「貴方様がたの秘めたるお力、息子から聞及んでおります。我らの願い何とぞ聞き届けて貰えませんでしょうか」

……もしかしなくても、何かあったから招待された？
あー、そりゃあ何も無ければ普通、出会ったばかりの人を招待とかしないよね。

村長によれば、最近魔物の動きが活発になっていて、ここの集落も他の魔物からちょっかいをかけられることが多くなったという。
勿論ゴブリン達も応戦したけど、残念ながら結果は惨敗。ここの集落は滅びる1歩手前なのだとか。

そして何故リムルに声をかけたかといえば、リムルからは妖気と呼ばれるものがダダ漏れなのだとか。

確かに少しだけ見方を変えてみれば、リムルの周りだけなんか禍々しいオーラのようなものが出ていた。
そして俺は、そんなヤバいスライムを平然と抱き抱えられる、更にヤバい奴という認識らしい。

え、それは流石に予想外なんですけど。