第４３話 ページ45
木兎side
話し合いというか、暴露大会？はとりあえず終わった
多分、俺たちがいっぱいいっぱいになったのがわかったからだと思う
それぞれ、思い思いの場所へ行った
俺は、真っ直ぐ、Aの所へ行った
俺は変わらねぇ
あいつらのことを、精霊のことを知る
そして、いつか故郷へ帰って、ちゃんと話をしたい
話したいことはいっぱいあんだ
だから、俺は進む
赤葦side
俺は混乱している
いや、困惑？
どうするのが正解なんだろうか
きっと、木兎さんはここに残る、いや、絶対
あの人は猪突猛進なところがあるから
他の二人はわからない
考える余裕もない
俺は、怖いんだと、思う
あんなわけのわからないことばかり言われて、
自分たちが狙われているとか、
でも、決めなければいけない
Aさんが何も言わなければ、俺たちはなし崩し的にずっとここで暮らしていた
あの人がそうしなかった理由は、本当に俺たちのことを思ってくれていたから
俺たちは決断することに慣れていないことをわかっていたから、あらかじめ選択肢を用意してくれた
わざと期限を設けて、決断することから逃げないようにしてくれた
あの人の誠実に、俺は答えないといけない気がする
黒尾side
話を聞き終わって、一番に思ったのは
なんだかんだと言いながら、心穏やかだということ
俺はどうしても、あの三人のことを切り離して決断はできない
ずっと一緒に生きてきた
苦楽を共にしてきたんだ
あいつらのことを一番に考えたい
そうすると、すんなり腹は決まった
悩むことはなかった
簡単だった
俺はふと、三人の顔を見たいと思った
月島side
正直、信じられないことばかりだった
でも、すでに道は決めていた
きっと誰よりも早かったと思う
僕は精霊たちから逃げられない
僕自身、自然と受け入れてしまった
僕は精霊たちと、彼らとともに生きる
本当は悩んでた
黒尾さんとか、赤葦さんは精霊なんてなんだかわかっていないだろうし、
ここを出ていくのではないかと思っていた
でも、僕がここに残ると言ったら、一緒にいてくれるのだろうか
自分の考えを、やさしいあの人たちは容易く曲げてしまうのだろうか
それはいやだった
でも、黒尾さんが自分で決めていいんだと言ってくれた
木兎さんはいつか故郷に帰りたいと言った
みんなは僕が自分で隠していた本音も受け入れてくれるかな
続く (更新停止中)
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カゲロウ・イズ(プロフ) - 月影●○雷世さん» ありがとうございます！そういっていただけると嬉しいです。これからもお付き合いのほどよろしくお願いします。 (2017年3月24日 14時) (
レス) id: fb4b8f8897 (このIDを非表示/違反報告)
月影●○雷世 - 難しいから無理かなぁ？って見たけど続きが凄い気になる話しですね！！！はまりました！これからも頑張って下さい！ (2017年3月24日 14時) (レス) id: 3c6ba05b70 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - ほえー( °А°)そんな細かい設定が……。細かい設定があるの嬉しいです!! 続き楽しみです(*^^)ﾉｼ (2017年3月14日 9時) (レス) id: 2c0bf17531 (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ・イズ(プロフ) - 睡蓮さん» 受験、お疲れさまでした。いつも読んで下さり、ありがとうございます！とても励みになります。期待に応えられるよう、頑張ります！ (2017年3月13日 18時) (レス) id: fb4b8f8897 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - ﾌｵｫｫｫｫｫｵｵｵｵ!!!題名出てきたぁぁああ(°∀° )展開が！展開がァァアアア！！ ホントに俺好みです!!!! 受験が終わったんでこれから毎日見に来ます。これからも頑張ってください！けど、無理しないで下さいね?ではではﾉｼ (2017年3月13日 9時) (レス) id: 2c0bf17531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カゲロウ・イズ | 作成日時：2016年1月22日 23時
