第9話 ページ11
Aside
俺は無駄に広いキッチンで料理をしていた
できるのかって?
バカにすんなよ
一人暮らしが長いんだ
キャリアがまず違う
貴「あ、広間の場所教えんの忘れた……」
やっちまった……
しかたねえ
俺が手を上に向けると、光の粒子が集まり、蝶の形を成した
貴「悪いな、頼んだ」
静かに息を吹きかけて送り出す
1匹だった蝶は数を増やし、大群の群れとなって飛び去った
貴「これでひとまず良しとしよう」
さあて、シチューの仕上げをしますか
数十分すると、蝶が4人を引き連れて帰ってきた
次々に霧散していく蝶から1匹、指に止まらせた
貴「お疲れさま、この場所教え忘れて悪かったな」
おい待て
みんなして目を見開かなくてもいいじゃん
ローブを脱いだのがいけないのか……
貴「腹が減っただろ、食事にしよう」
悩む前に腹ごしらえ
だって、せっかくのシチューが冷めるもん
フリーズしている4人を半ば無理やり席につかせ、食事を並べる
今度は目を丸くした
久しぶりに人が居るので張り切りました
貴「どうぞ、召し上がれ」
木「え、でも……」
貴「お前たちのために作ったんだ
遠慮せずに食べろ
安心しろ、毒とか危ないもんは入れてない」
4人は少しばかり顔色を悪くしたが、恐る恐る食べ始めた
空腹には勝てなかったらしい
次第に食べるスピードが上がり、
次々と皿がきれいになっていく様は小気味いいものだった
「「「「ごちそうさまでした」」」」
貴「はい、お粗末様です」
いや〜、作りすぎたかと思ったが綺麗になくなったよ
よかった、よかった
赤「食器、片付けますか」
恐る恐る聞いてきた
貴「手伝ってくれるのか
んじゃ、そっちに運んで
洗わなくていいから
落ち着いたところで、これからの話をしようか」
そういうと、空気が凍り付いた
83人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カゲロウ・イズ(プロフ) - 月影●○雷世さん» ありがとうございます!そういっていただけると嬉しいです。これからもお付き合いのほどよろしくお願いします。 (2017年3月24日 14時) (レス) id: fb4b8f8897 (このIDを非表示/違反報告)
月影●○雷世 - 難しいから無理かなぁ?って見たけど続きが凄い気になる話しですね!!!はまりました!これからも頑張って下さい! (2017年3月24日 14時) (レス) id: 3c6ba05b70 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - ほえー( °А°)そんな細かい設定が……。細かい設定があるの嬉しいです!! 続き楽しみです(*^^)ノシ (2017年3月14日 9時) (レス) id: 2c0bf17531 (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ・イズ(プロフ) - 睡蓮さん» 受験、お疲れさまでした。いつも読んで下さり、ありがとうございます!とても励みになります。期待に応えられるよう、頑張ります! (2017年3月13日 18時) (レス) id: fb4b8f8897 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - フオォォォォォオオオオ!!!題名出てきたぁぁああ(°∀° )展開が!展開がァァアアア!! ホントに俺好みです!!!! 受験が終わったんでこれから毎日見に来ます。これからも頑張ってください!けど、無理しないで下さいね?ではではノシ (2017年3月13日 9時) (レス) id: 2c0bf17531 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カゲロウ・イズ | 作成日時:2016年1月22日 23時