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それから30分と少し車を走らせて目的地の海についた。駐車する時の慎太郎くんがめちゃくちゃかっこよくてきゅんきゅんしっぱなしだったのは言うまでもない。
『ついたー！』
「ありがとう、お疲れ様」
『いいえ、Aちゃんもお疲れ！』
シートベルトを外して車を降りると、波の音が聞こえる。
海はすぐそこだ。
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「うわー！ほんとに海だ！」
『んは、海だよ』
ちょっと風は吹いているけど、穏やかな海が夕日に照らされてきらきらと輝いている。
慎太郎くんの言ってた通りの綺麗な夕日と久しぶりの海に思わずテンションが上がる。
「慎太郎くんはよく来る？」
『ん、結構来るよ。海好きなんだよね』
「そっか、」
少しだけ歩いてから適当な場所に腰を下ろした慎太郎くんに続いて私も隣に座った。
平日だからか周りには誰もいないみたいで。
もしかしたらいるのかもしれないけど、近くに人は見当たらなかった。
車の中よりも近くなって、肩が触れてしまいそうな距離にまたドキドキする。
『海、綺麗だね』
「、そだね」
ドキドキしちゃって会話が続かない。
連れてきてくれてありがとう、とか久しぶりに来れて嬉しい、とかもっと言いたいことあるのに。
だってちょっと忘れてたけど、私今からここで告白させられるんでしょ？
『Aちゃん』
「な、んん、なに？」
『…緊張してる？』
にやにやしながらそう問いかけてくる慎太郎くん。
緊張してるの伝わってる、全部バレてる。
めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん
『俺さ、Aちゃんに聞きたいことあるんだけど』
「な、に」
『さっきの電話のこと、聞いてい？』
どくんと心臓が跳ねた。
やっぱそうなるよね、そうだよね。だってそのせいで会うことになったんだもん。
緊張で喉がカラカラに乾いてるのがわかる。
「…聞かないで、っていうのは？」
『だめ』
ですよね。
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瀬名(プロフ) - よしのさん» はじめまして、嬉しいお言葉をありがとうございます。拙い文ですが、お楽しみいただけたようでなによりです、、、！暑くなってまいりますので、よしのさんもご自愛くださいね！ (2021年7月13日 1時) (
レス) id: ed37f60dc6 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - えっえっ…！きゅんきゅんしすぎて！大好きな作品に出会ってしまった！！お身体ご自愛ください＾＾ (2021年6月30日 12時) (レス) id: 2f2270aaf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬名 | 作成日時：2021年2月22日 5時
