【wrwrd】最強な最弱少年 zwei[男主] (ページ5)

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わちゃわちゃページ5

「……A大丈夫??」

「大丈夫…うっ……」

ゾムによる素敵な起床を演出されたおかげで

かなり僕は今苦しい。

「…ゾムは今度からAへの食害禁止やな」

「え!?うせやん!!!いややわぁ……」

グルさんとゾムのそんな会話を聞き流しながら

背中を撫でてくれてる、らんらんにもう大丈夫だと告げる

「……僕も今度からゾムの隣に座んないようにするね」

「え!?Aまで!?ええやん、ちょっとくらい」

「お前のちょっとはちょっとやないんやて」

「やってA、トントンと同じくらい良い顔すんねん。しゃーないやん」

ｼｭﾝとなった後に開き直った顔でそう言うゾムの腕を軽く抓る。

痛いと抗議申し立てるゾムを横目に流して
ぐるっとみんなを見渡す。

国会。
簡単に国民の前に経ってグルさんとかが演説したりする訳で。

みんなそれなりにちゃんとした服を着てる。

という僕も今回の為に軍服を作ってもらった。

自分の力で作れるから、といっても
マンちゃんと鬱先生が、いいから、とちゃんと採寸してオーダーメイトしてくれたのである。

軍服は黒を基調とした藍色がかった軍服でシルエットとしてはらんらんのに似てる気がする。

こういう、自国でやるイベント基本各自バラバラの服を着る。

前にどの国から来たは関係なく我々に忠誠を誓ってくれるなら誰でも受け入れる、とグルさんが言ったのが原因で皆好きなように着てるんだそうだ。

但し国単位でやるのには皆お揃いの軍服を着るらしい。

なるほどなぁ。

「さて、A」
「いよいよお前の初舞台な訳だがどうだ?」

「そもそもなんで今回顔出すか分からないけど、とりあえず今は誰かのせいでお腹周りがきついかな」

そういって隣をチラと見ると目を逸らす明るい緑。

「なんで出すのかはお楽しみや。まぁ大丈夫そうやな。」

「うん。大丈夫」

そうグルさんに頷き返すと、そうか、といって

パンっと手を叩き皆の視線を集めた。

「それではそろそろ各自配置に着こうではないか」

その言葉を合図にさっきまでの、わちゃわちゃ感は何処へやら。
皆、互いの目的の為に動き出す。

さぁ、始まる。