【wrwrd】最強な最弱少年 zwei[男主] (ページ14)

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初めましてページ14

「………誰だ」

「お初にお目に掛かります、グルッペン・フューラー??」

体制はそのまま。
目線だけで後ろを見れば

薄暗いこの部屋の中で
輝く赤い髪を軽くなびかせ

ニコリを微笑みを浮かべる女がいた。

「ほう……。珍しい客やな」

軽口を叩きながらも
この首元で銀に輝く物体から
逃れる道はないかと隙を探す。

が、

「(なんや。全く隙無いやんけ)」

頭の中で色々とパターンを浮かべるが

どう動いても俺の首、もしくはトントンの首が飛ぶパターンしか再生されない。

これは、しばらく従ってた方がええな。

女を睨み動きやすい体制をとっていたが

ゆっくりと動きながらAの隣に腰掛ける

「さすが。状況を飲むのも早いんですね??」
「トントンさんの方は虎視眈々って言った様子ですが」

クスクスと口元に手を当てながら笑う姿は

その端麗な容姿と相まって
綺麗に、しかし妖しく魅せる。

「鬱あたりだと口説きそうだな」

「街で会った時にならナンパされましたよ」

会話だけ聞けば親しい友人のようだが
実際は
女は俺にナイフを突きつけてる状況
俺は俺で何もせず、しかしずっと状況打破の算段を立てている。

「誰やねん。あんた。グルさんに近づくなや。」

半分置き去りにされていたトン氏が女に問う。

その言葉に女はまたクスクスと笑い
一旦ナイフを下ろし、
そのままスカートの端を持ち上げ頭を下げる。

「これは失礼致しましたね。」
「初めまして。○○国出身。今はこの国でケーキ屋を営んでおります。」

「マリア、と申します。以後、お見知り置きを。」

「○○国か。なんだ??自国滅ぼされた恨みで奇襲しに来たんか??」

そう問いかけると、ニコリと影を指す笑みを浮かべる。

「半分正解ですよ。総統様?」

「確かに自国滅ぼされた恨みもありますが、今は、まず、こっち」

そういうと俺の隣で
眠っているAに近づく。

庇うように立つが
何もそこまで近づく必要はなかったらしい

女はその場で何やら唱えると

俺の隣から呻き声が聞こえた。

お久しぶりです。
作者です。
ネタ帳のデータは飛び
語彙力も尽き
バイトに明け暮れる日々を過ごしていました。

そして青本欲しかった(関係ない)

やはり最初の頃より更新速度は落ちますが
一応完結までやるつもりなので
見捨てないでやってください:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):