バレンタイン/os/最終回 ページ46
「………あぁ。やっとできた」
「うんうん。Aくんお疲れ様めうー」
能力からじゃなく、自分の手で、1から作って
感謝を伝えたくて。
甘党なまんちゃんにお菓子の作り方を教えてもらってた。
「にしても、いっぱい作ったなぁ」
「全員分やもんねぇ凄い量にもなるよ」
台の上に所狭しと並べられたお菓子が入った箱を二人で眺めながら、そう呟く。
「でも、これならきっと皆にもAくんの気持ち伝わるんやないかなぁ?」
「……だといいな」
ちょっと自信が無い。
けど、まんちゃんが、大丈夫大丈夫って頭を撫でてくれるから、
次第に自信が湧いてくる。
まんちゃんのほうが能力者っぽいよね
色々助けてくれる、素敵な能力。
「あ、そうだ。まんちゃん」
「なぁに?」
「終わった後の休憩って感じでお茶しない?」
そういうとパァっと目を輝かせて、コクコク頷く。
かわいいよね。
「じゃあ僕作ってくるから、まんちゃん、待ってて」
「へ?Aくんが淹れてくれるん?」
いつもは、まんちゃんに淹れてもらってるけど
今日は僕が作りたい。
まんちゃんの方が上手だけどね。
「まんちゃんどーぞ」
「ありがとう、め…う………?」
「これ……?」
「今日はいつもと違う飲み物でどうですか」
いつも二人で飲むのは、紅茶。
今日は紅茶ではなく…
「ココア。飲める?」
「大丈夫めう…!いただきます」
まんちゃんが飲んだのをみて同じものに僕も口をつける。
今みたいなまだちょっと寒い時期に飲む暖かいココアってなんだかほっとするよね。
「…!」
「……………ふふっ」
「Aくん、俺にもチョコくれてありがとう」
さすがというか、なんというか。
一口で気づかれるって思わなかった
「なんのことー?チョコあげてないよー??」
照れくさくて、恐らく赤くなってる顔を背けると
またクスクスという笑い声が聞こえてきて余計恥ずかしくなった気がする
「そうやったねぇ。んー美味しいめうー」
絶対ニヤけてるよ。まんちゃん。
「……ありがとうね。」
ぼそっと零すと、ちゃんと聞こえたみたいで
「こちらこそー」と帰ってきた。
その後、飲み終わったまんちゃんは仕事に戻っていった。
さぁ、みんなにも配りに行こうか。
僕のいつもの感謝の気持ち
ラッキーカラー
あずきいろ
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猫好き - ベーコンレタス美味しいよね！( ＾∀＾)腐腐腐… (2018年12月22日 12時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
still(プロフ) - 翔也さん» わわ!ありがとうございます!!ヽ(；▽；)ノ嬉しいです…!更新頑張りますね!! (2018年1月12日 21時) (レス) id: 2ef8bb6664 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年1月12日 21時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すー | 作成日時：2018年1月8日 23時
