食堂 ページ29
さて、目の前に広がるどの部屋よりもちょっと大きめな扉。
食堂らしいです。
戦の後とかは兵士のみんなも集まって
宴をやるから他より大きいそうだ。
「A」
いやぁ、すごいね。
こんな大きな食堂見たことない。
いや当たり前だけど。
「A。聞こえてるよな」
「うっ…はい。聞こえてます…」
「そろそろ準備できたか?」
そう。実は僕、まだ全員と会ってないのです。
みんなは僕が寝てる間に見に来てくれてるから
僕のことは知ってるけど、
僕は知らない。
無意識にゾムの後ろでパーカーの裾をつかむ
「……グルッペン。Aいいって。」
なにを思ったのか
どう勘違いしてしまったのか
そうグルッペンさんにゾムは伝えた。
「そうか、じゃあ開けるゾ」
多分、グルッペンさんは僕がそういう事じゃないってのをわかった風だったけど
わざと気付かないふりをしてドアノブに手をかけて
そして扉を開けた
「おーーー遅かったなぁ!!」
「ちょおグルちゃん達遅ないー?何してたん……」
水色の澄んだ目をしてる元気そうな彼が出迎えたあと、
後ろの方に座ってた鬱先生がそう文句言いながら
こっちをいた所で、
鬱先生がぴたっと止まる。
「……!!Aくん!起きたん!?!?」
ガタッと机から飛び跳ねた鬱先生は
こっちに駆け寄ってくる。
その勢いのまま、僕に抱きつこうとしたけれど
それは、僕を瞬時に抱えあげたゾムによって回避された。
かわいそう
「あぁん。ゾム酷いわ」
「やめろや、Aくんにクズ移ったらどうするん」
「え、とんち酷ない??」
ゾムに抱っこされたままある席に行き、
椅子に座ると
向かいにロボロさんがいるのが見えた。
軽く頭を下げると、ニコって効果音付きそうなほど
優しく微笑まれたから、なんか、安心した。
奥で騒いでた音が気付いたら止んでおり、
ぱっと見回すとグルッペンさん以外は席についてた。
そして、グルッペンさんが自分の席であろう場所に向かうと
「みんなもう知ってるが、新しい仲間が増えたゾ!!!」
あぁ、これ、紹介されるパターンかな?
ラッキーカラー
あずきいろ
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猫好き - ベーコンレタス美味しいよね！( ＾∀＾)腐腐腐… (2018年12月22日 12時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
still(プロフ) - 翔也さん» わわ!ありがとうございます!!ヽ(；▽；)ノ嬉しいです…!更新頑張りますね!! (2018年1月12日 21時) (レス) id: 2ef8bb6664 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年1月12日 21時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すー | 作成日時：2018年1月8日 23時
