希望を失って ページ1
…今日は、私の誕生日です。
一般的な誕生日と言えば…そうですね、家族でお祝いしたり、プレゼント、とやらを貰ったりするのでしょう。
でも、私は自分の誕生日が1番嫌いです。自分の誕生日の準備をしていたら、鬼がお父さんとお母さんを……それだけでも思い出したくありません。
もしかしたら、私の誕生日じゃ無かったら、後1日、産まれるのが遅かったら……お父さんとお母さんは死ぬ事は無かったのでは無いか?とどうしても思ってしまいます。
お父さん…お母さん………姉さん……私…あの時お父さん達に何が出来たのでしょうか…何をすれば助かったのでしょうか…
もう分かんないですよ………
こんな事を毎年思ってしまって、涙を流してしまうのです。今日は緊急会議があると甘露寺さんから聞きましたね…急がなくては。
ふぅ、やっと着きましたね。皆さんもう着いている様ですが…
胡「皆さーん?入りますよ〜?」
「「しのぶちゃん/しのぶさん待って!!!!」」
………?何かあったんでしょうか?
胡「?分かりました…」
………やっぱり、自分の誕生日って大嫌いです。
自分のせいで、幸せな生活が壊れたんですから。
自分のせいで…希望を失ったんですから。
この、弐月 廿肆日……早く、早くこんな一日が終わりますように。
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作者名:作者 | 作成日時:2020年2月24日 21時