Bloody Night 《 超特急 》

13滴 ページ14

あの後また祐基くんと長い廊下を歩いて皆のところまで帰った







私はふと、肝心なことを思い出した


「あ、学校！！」








焦っている私とは真逆で、落ち着いている皆





3「ああ、それなら問題ないよ
勉強なら俺らが教えるし」




そう言った稜雅くん。

私は、学校でも虐待の痣などのせいで友達ができなかった






だから学校なんて行ってる意味がない。
友達と楽しくお話しなんてできないから。









だから私は...









「じゃあ、学校行かない」









学校なんて行かなくていい。









必要な勉強は稜雅くん達に教えてもらえばいいや、って思ってしまう









3「うん、わかった。じゃあ昼ぐらいから勉強しよっか」




「うん！」









稜雅くんはとことん優しい









5「え！なんで稜雅なの！？僕だって教えれるもん！」




6「そうだよ！僕もAちゃんに勉強教える！！」









1「お前らには無理やろ！ｱｯﾋｬｯﾋｬｯﾋｬ!!!」









なぜか私は、この賑やかな空間がいつの間にか大好きになってしまっていた

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