ナイトジュエリー 5nd

永遠の夢のジャスパー ページ4

「…なんもないね」



9人と4人、宝石の守護精たちは宝石の部屋にてジャスパー、ブラックダイヤモンドについての資料を調べていた



しかし、なんの資料も出てこなかったのだ



『おかしいな。ここに入れといたはずなのに』



「でも、意図的に消したあとがあるから誰かが消したんでしょうね」



伊野尾がそんなことを言う



「本当に知らないの？」



「うん…」



佐藤は中島から事情聴取されていた



「資料もない。誰も覚えてない…。詰んだな」



薮は苦虫を噛み潰したような顔をする



『他にもない探してみよう』



アメジストがそんなことを言うと…



カランコロンと何かが投げ込まれた音がした



「ん？なにこれ」



重岡が触ろうとすると



『…触っちゃダメ!!』



クンツァイトが制止する



時すでに遅し



謎の空気が漏れ始める



そしてバタバタと倒れていく



「なに…これ…」



「催眠…ガ…ス…」



そして全員が眠ったのだ



















「…て!!…起きて!!やま、起きて!!」



山田はゆっくり目を開ける



目の前には中島のドアップが写った



「ゆうてぃ…」



「山田起きた？」



その奥からは有岡の声もする



「他の…皆は？」



「どこにもいない。しかも、どこかに閉じ込められてる」



山田の後ろには佐藤が



しかし、それ以上の人たちは見当たらない



山田も立って探していると



「ジュエリー・フォンが連絡を告げてるよ」



と有岡に言われた



相手を見ると



「薮ちゃんだ。もしもし」



薮からであった



『山田!?今すぐそこから離れろ!!』



「薮ちゃん？何を言って…」



その瞬間であった



山田たちの下の床が抜けたのだ



「うわぁぁぁ!!」



4人は奈落の底に落ちる



その間にも



「山田!?返事を…てく…!!やま…」



薮からの声は途切れなかった

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