ナイトジュエリー 5th

永遠の夢のジャスパー ページ12

「あぁ…」



彼はブラックダイヤモンドに魅入られていた



願いを叶えてくれるブラックダイヤモンドに



シリマナイトの時やオブシディアンの時や今も



「凄ェよ…ブラックダイヤモンド」



彼の目にはブラックダイヤモンドしか見えていなかった



自分が今使っている宝石よりも優れている



そういう風に思えてしまうのだ



「…集中して」



「集中してるよ」



ブラックダイヤモンドはジャスパーを抱きしめる



『…ブラックダイヤモンド様？』



『本当に頑張ってくれた。



ここまで来れたのもキミのお陰だよ』



『でも、私は何も…』



『キミがナイトジュエリーたちを追い込んでくれたから彼が僕と一緒になり始めたんだ』



「彼…器のことか」



9人はすぐにでも攻撃が出来た



しかし、なぜだか出来なかった



『私を…救いたいとは？』



『そのままの意味。…僕と一緒になろ？』



『このままじゃヤバい!!



皆、止めて!!』



ペリドットの声と同時に9人は2人に攻撃をする



『残念』



ブラックダイヤモンドは9人に手のひらを見せると動けなくなった



さらにジャスパーの蛇による睨み



完璧に動けなくなったのだ



2人は徐々に影に解けていく



『それじゃ…彼となるから楽しみに待っててね』

永遠の夢のジャスパー→←永遠の夢のジャスパー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す