検索窓
今日:19 hit、昨日:32 hit、合計:25,303 hit

警告のシリマナイト ページ5

『なんで…』



ブラックダイヤモンドは自分の手元を見ていた



そこには空の瓶が転がっていた



それをオブシディアンが拾う



「シゲの…『心の結晶』…」



『僕の手中から逃れちゃったよ。ナイトジュエリー倒せば、『心の結晶』返すって言ったのに』



地団駄を踏む



ただ、オブシディアンはそんな話、聞いていなかった



「元に戻ったんか…シゲ…」



何も入っていない空の瓶をただ見つめていたのだ



『…オブシディアン』



「はい」



『シリマナイトが元に戻って安心してる?』



オブシディアンはブラックダイヤモンドの質問に少し間を開けて答える



「オブシディアンとしてでは、シリマナイトという仲間が減ったことには悲しい気持ちを抱いております」



『オブシディアンとして…』



続ける



「ーーーとしては重岡大毅という友だちが元に戻ったことに喜びを感じております」



ブラックダイヤモンドはオブシディアンの肩を掴む



『どうして?人間はどうしてそう考えるの?』



「ブラックダイヤモンド様も…人間ではありませんか?」



オブシディアンの言葉にブラックダイヤモンドはハッとする



人間…



にんげん…



ニンゲン…



《ーーー?何度言ったら分かるの?》



《ーーーお前は珍しいんだよ》



《僕だって…守護の力を持ってるんだ!!》



《この国は9つの宝石で守られている。どれだけ姿が最も人間に近い守護精様に似ていても、10個の宝石では、国が成り立たない》



《この国を…全て『無』にしてやる…》



《その考え…賛同いたします。ーーー様…いえ》



「ブラックダイヤモンド様!?」



叫び声に我に返る



オブシディアンが心配した目でブラックダイヤモンドを見ていた



『…『心の結晶』をたくさん取ってきて。ナイトジュエリーも倒すこと。そしたらーーーとしての『心の結晶』を返してあげる』



「わかりました」



オブシディアンはどこかへ消えた

完璧のオブシディアン→←警告のシリマナイト



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

慧jump(プロフ) - ひ−さん» コメントありがとうございます♪明かされていない敵たちの正体もお楽しみに!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます♪まだまだ頑張って行きます!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます♪コラボ小説の方にもコメントして頂き嬉しい限りです!!彼らの間に何があったのか?…楽しみに待っていてください!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
ひ− - いつも楽しく見させてもらってます! 敵がジャニ−ズの人だったとは... (2019年8月22日 23時) (レス) id: a15201971a (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 移行おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2019年8月20日 16時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2019年8月20日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。