ナイトジュエリー 4nd

忘却のジェット ページ37

『今回は頼ってくれなかった』



ブラックダイヤモンドは外を見る



『ブラックダイヤモンド様。ジェットが…』



『知ってるし、興味無い』



ジャスパーがブラックダイヤモンドにジェットが元に戻ったことを伝えようとするがそれを知っていたので止められた



『ジャスパーもさ、俺の使いとして生きたいならナイトジュエリー倒してきてよ。そうしたら認めてあげる』



あまりにも冷たい目にジャスパーは一瞬だが身震いをする



「…身代わりか」



『僕の体も彼のものとなってきた。…今は記憶が融合されつつあるんだ』



ブラックダイヤモンドは自分の頭をトントンと叩く



『次には体、顔…意識。全部が僕のものとなる』



ブラックダイヤモンドは自分の腕を触る



『…ブラックダイヤモンド様』



『ジャスパーも俺の1部となりたいの？なりたくないの？』



ジャスパーは考える素振りを見せて



『私はジャスパーとしてブラックダイヤモンド様に使えたいです』



と言った



ブラックダイヤモンドはジャスパーに近づいて



『だったらさ…早く僕に認められる成果を上げてよ』



顎クイをしながらジャスパーに伝えたのだ



「…ブラックダイヤモンド様はいい身代わりを見つけたんだ」



その様子をただ1人の駒となったヘマタイトが見ていた



「オイラも早く見つけないとなぁ」



そのままヘマタイトは元の姿となり、どこかへと消えていった

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